Sun と IBM が提携、IBM の x86 システム上で『Solaris』をサポートSun Microsystems (NASDAQ:SUNW) と IBM (NYSE:IBM) が、Sun の OS『Solaris』を IBM の x86 ベースのサーバーシステム『System x』および『BladeCenter』向けに最適化してサポートするために提携した。この動きは、Sun の前 CEO (最高経営責任者) Scott McNealy 氏の時代が過ぎ去ったことをあらためて示している。
この提携の一環として、Sun と IBM はテストの実施とシステムの修正に投資する。次の四半期中には System x 向けに最適化した Solaris のドライバ群が入手可能になる予定だ。 IBM のサーバーのうち、Solaris への対応を予定しているのは『BladeCenter HS21』『BladeCenter LS41』および『System x3650』『System x3755』『System x3850』などだ。ただし、System x マシン上では『Solaris for x86』がすでに動作可能となっている。 調査会社 Pund-IT の主席アナリスト Charles King 氏は、取材に対し次のように語った。「Scott McNealy 氏が CEO だった頃には、このような発表がされるなど想像もできなかった。おそらくこのニュースで重要なのは、この提携の文化的な土台が業界で進行中の変化を反映しているということだ」 Sun の CEO、Jonathan Schwartz 氏は、今回の提携を発表する電話会見の中で、過去2年間で x86 向けに販売した Solaris のライセンスが1000万件を超えると述べた上で「Solaris を x86 向けに展開する取り組みが正しかったことを、これ以上にはっきりと示してくれるものはない。(中略) Sun と IBM 両社の市場に構造的な変化が起きていることを表わしている」と語った。 また、IBM のシステムおよび技術グループ担当副社長 Bill Zeitler 氏は次のように語っている。「今回の提携は、顧客に選択肢を提供しようとする当社の取り組みを示すものだ。顧客にとって Solaris がすぐれた選択肢となる場合も多い。そういった顧客が当社のプラットフォーム上で Solaris を利用できるようになれば、両社にとって市場が拡大する」 今回の提携に含まれるのが x86 ベースのシステムである System x だけなのは偶然ではない。IBM 独自のプロセッサ『POWER』をベースにするシステム『System p』の方は、今回の提携には含まれていない。POWER は Sun が製造しているプロセッサ『UltraSPARC』と競合しているが、Zeitler 氏は「System p の方がどうなるかについて、憶測でものを言うつもりはない」と述べた。 だが Zeitler 氏は、『OpenSolaris』を IBM のメインフレームシステム『System z』に移植する取り組みが進行中だと明言した。電話会見では、両社がお互いの売上を奪い合う結果になりはしないかという質問が出て、あっさりと一蹴されていた。しかし King 氏は、Solaris がメインフレームに移植されれば、Sun のハードウェア売上にはっきりと悪影響が出る可能性があると考えている。 関連記事 最新トップニュース
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