新版 CRM 製品『Sugar 5.0』で意気上がる SugarCRM数十億ドル規模と言われる CRM ソフトウェア市場では、SAP、Oracle、salesforce.com のようなプロプライエタリ技術のベンダーが、数百万ドル規模のマーケティング費用を投じて激しく競争している。
オープンソースベンダーは、これに対抗し得るのだろうか。オープンソース CRM を手がける SugarCRM の CEO (最高経営責任者) John Roberts 氏は、過去4年間にわたりそれが可能だと証明しており、CRM 製品の次期版『Sugar 5.0』では、さらに多くのものを得ようとしている。 Roberts 氏は取材に対し、次のように語った。「当社はプル型で、Web が当社を引っ張っている。一方、CRM ベンダーの99%はプッシュ型だ」 Roberts 氏の強気は、Sugar 5.0 にかける熱意に由来する。Sugar 5.0 は、Eメールシステムの組み込みをはじめ、新しいオンデマンド アーキテクチャなど、カスタマイズ機能を強化している。 Sugar 5.0 では、アドオンモジュールの作成も容易になる見通しだ。Roberts 氏によると、昨年リリースした Sugar 4.5 もモジュール フレームワークを備えるが、開発者でなければ複雑な処理をこなせないという。 Sugar 5.0 の新しいモジュール構築ツールは、ユーザーが独自の CRM モジュールを自分で作成したりカスタマイズするにあたって、その作業を簡単に行なえるようにする機構だ。新たに作成したモジュールは、『SugarForge』コミュニティのリポジトリで公開して他のユーザーと共有することもできる。SugarForge と開発したツールの売買システム『SugarExchange』は、プロプライエタリ製品ベンダー salesforce.com の『AppExchange』に対し、SugarCRM が示したオープンソース ベンダーとしての回答だ。 Sugar 5.0 の投入は、Sugar 4.5 のリリースから1年以上時間が空くことになるが、これは SugarCRM のリリースサイクルとしては過去最長だ。Sugar 4 と Sugar 4.5 の間や、それ以前のバージョン間のリリースサイクルは、だいたい6か月間だった。 Sugar 5.0 のリリースに時間をかけている理由は、完璧を求めているからだ。Roberts 氏によると、SugarCRM では Sugar 5.0 のことを、開発コード名で『Perfection (完璧)』と呼んでいるという。 Sugar 5.0 のコミュニティ向けプレビューベータ版は、今週リリースとなる見込みで、正式版は9月末までにリリースする見通しだ。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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