インド市場重視姿勢を改めて示した SAPSAP (NYSE:SAP) の経営幹部ら全員が、28日にインドの首都ニューデリーを訪れ、世界第2位の人口を誇る同国において、2010年までに10億ドルを投資する計画を改めて示した。競合他社にとって、見誤りようのないメッセージを発した格好だ。
SAP によれば、2006年に初めて公表したこの投資計画は、同地域における「戦略的ハブ」を構築するための費用に充てるという。同社は近年、成長著しいインド経済圏におけるソフトウェア販売で成功を収めているが、この「戦略的ハブ」によってさらなる勢力拡大を目指す。インドにおける SAP の顧客企業数は、この1年間で倍増し2000社に達したというが、1000社の顧客獲得に9年以上かかったことを考えれば、これは目覚ましい成果だ。 同社 CEO の Henning Kagermann 氏をはじめ、経営幹部全員がニューデリーを訪れるのは前例がなく、2010年までに10万社の顧客企業獲得を目指すという SAP の計画において、インドが果たす役割にかける期待の大きさを示している。現在のところ SAP の顧客企業数は4万1000社強で、この目標を達成するためには、欧米の大企業だけを相手にするという従来の方向性を変え、欧米以外の新興地域と中小企業に手を広げる必要がある、というのがアナリストの見方だ。インドはこの2つの条件に当てはまる。 Kagermann 氏は声明の中で、次のように述べている。「インドにおける前例のない成長は、当社が2010年までの戦略目標をいかにして実行に移すかということを示す最良の例だ。インドのような市場は、あらゆる形態や規模の企業による技術の採用という点において、まさに変化を迎えようとしている」 関連記事 最新トップニュース
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