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2008年10月11日
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Webビジネス2007年9月13日 17:00

熱い Linux と冷めた Vista に続く Leopard

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2007年は、一応は今のところ Linux にとって順調な年で、Windows Vista にとってはそれほどでもない。しかし、待望の(そして延期された)Mac OS X Leopard はユーザーにどう受け入れられるのだろうか。喜ばれるのか、はたまた失望されるのか。ユーザーを驚かせることができるのか、それともパッとしないものになるのか。  

もし筆者が、2007年の話題になる OS がどれかを2006年の今ごろ聞かれていたら、Windows Vista だと答えていただろう。Microsoft には、Vista を一躍人気者にするためのマーケティング資金もユーザーベースもそろっていた。

しかし、多くの理由から Microsoft の対応はうまくいかなかった。そもそも、Microsoft は Vista のマーケティングにうわべだけの中身のないアプローチを取り、同 OS の性能ではなく外観に力を入れることにした。すると、企業ユーザーは Vista に「感動」するのではなく、即座に SP1の登場時期を問い合わせ始めた。そして、互換性とパフォーマンスの問題が多数の初期導入者をいら立たせ、Vista 導入は Microsoft が約束したすべてバラ色の世界ではない、との評判をあっという間に広めてしまった。

さらに、Vista はコンピュータユーザーが Windows の代替製品探しに意欲的になっていた時期に登場してしまった。Ubuntu は Dell と提携し、同 Linux ディストリビューションを Dell の一部 PC に搭載することになった。現在のところ、Dell の主要カタログにその記載は見あたらず、選択肢も狭いが、まだこれは始まったばかりだ。

Mac プラットフォームも、Microsoft が仕掛ける競争をものともせず、2007年に力強い成長を見せている。異なる OS を試そうと考えるユーザーがますます増えているため、2007年は仮想化技術も好調を維持している。「Parallels」、「VMware Workstation」、「VMware Fusion」、そして Apple の「Bootcamp」といったアプリケーションは、人々が別の OS を試し始めるなか、その影響力を2007年に大幅に拡大してきた。その成功は、期待に反して Vista に満足できなかった人々の存在が一因となったことはほぼ確実だ。

したがって、形勢としては Linux 有利で Vista は不利の状況だ。現行バージョンの Mac OS X である Tiger も人気が高く、待ち望まれたユーザー拡大を実現している。しかし、次のバージョンである Leopard はこれと同じような成功を収められるのだろうか。それとも、最終的に Vista と同じ運命をたどり、ユーザーを落胆させることになるのだろうか。  

つい最近も、Leopard は内容が十分に革新的でない、と指摘するような記事が Mac コミュニティーをにぎわしている。たとえば、Apple Matters の Hadley Stern 氏は Leopard について次のように述べている

「筆者はOS X が大好きだ。また、最初にこれが登場したときはひどかったが、今の Tiger は素晴らしい OS になったという John(John Gruber 氏による Macworld の記事)の意見にも同意する。しかし、筆者は Apple にマイナーチェンジ以上のものを期待している(それに129ドルも支払いたくないのももちろんだ)。筆者が期待するのは革新だ…」

「筆者は Leopard のベータを本格的に(そして念のため付け加えると合法的に)試したが、大半は改良にとどまっている。高速化され、スムーズになり、OS の詳細部分で一貫性が向上した。まだ改善の余地があり(今に始まったことではないが)、タイトルバーのイメージか何かの表示のひどさ(筆者は Microsoft から UI デザイナーを雇っているのではないかと思う)もあるほか、今すぐ思い出せないことがほかにもいくつもある。しかし、これに欠けているのは以前から指摘されていたものであり、そこが非常に残念だ」

Stern 氏の伝えたいメッセージは明確だ。こと技術革新に関しては、Apple はその勢いを失った。それには多くの理由があるかもしれない。iPhone にも関係があるのかもしれないし、Apple は OS X をもっと初心者に使いやすくしようとしているのかもしれない(かつてないほどの数の初心者が Apple に移行しつつあるのでそれも悪くはない)。

あるいは、OS X は現時点で行き着くところまで行ってしまったのかもしれない(そうなると、Apple が次期バージョンをどうするのか分からなくなる…OS X シリーズが最後の時を迎えた兆候なのかもしれない)。

ただ、理由が何であれ、筆者は Leopard と Vista の両初期バージョンに類似点を見いだしている。もちろん、Leopard を失敗だと決めつけるのはまだ時期尚早だが、Steve Jobs 氏が先ごろ犯した iPhone の価格に関する不手際は、Apple も過ちを犯すこと(そして Apple の顧客にも心から反旗を翻す意志があること)を示している。

したがって、クリスマス商戦を迎えた Apple の売上や、企業が Vista SP1をどのように受け入れるかなどを中心に、今後数か月の展開は興味深いものになっていくだろう。Ubuntu と Dell の提携でユーザー数が急増するとは思えないが、このような提携は今後も続く可能性がある。

そうなると、無償の OS が手軽に入手できるようになることで、OS に対価を支払い続けようとする人が一段と多くの見返りを求めるようになるため、Apple と Microsoft の両社には、再び創意を発揮しなくてはならないというプレッシャーがかかってくる。


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