Webビジネス 2007年9月26日 14:20

iPod Touch が欲しい!

著者: Adrian Kingsley-Hughes  オリジナル版を読む
2007年9月26日 14:20 付の記事
■海外internet.com発の記事

確かに変な話だ。本当に変だ。筆者は、Apple がとてもクールな製品を市場に投入するのを何年も前から見てきたが、2006年にはついにその誘惑に負けた。筆者は、頼りの相棒だった古い Creative 製オーディオプレーヤーを8GB 版の iPod nano に買い換えた(その後、筆者は iPod shuffle も追加購入し、iPod を家族や友人用にも数台購入した)。しかし、自分の iPod 以外の製品に関しては、今のところ Apple の魅力に何とか抵抗し続けている。

正直に言おう。筆者は2回ほど MacBook Pro を購入する直前まで行ったことがある。妙な話だが、そのきっかけは、2007年はじめに Apple から借り受けたマシンだった。確かにそれは素晴らしいマシンだったが、数週間も使うとそのセックスアピールも弱まり、MacBook でやっていたことがすでに所有していた既存のノート PC(価格は MacBook Pro の半額以下)で可能なことに気付いた。また、iPhone 購入願望も長い時間をかけずに何とか払拭できた。iPhone の魅力に負けなければ Apple が2007年にリリースする製品でその魅力に抵抗できないものはない、との確信が筆者にはあった。

だが、そこに Apple が iPod touch を発表してきて、筆者はそのとりこになってしまった。

そのときのことは漠然とだが覚えている。Steve Jobs 氏が壇上にいて、アップデートされた iPod シリーズについて講演していた。ずんぐりした「iPod nano」はパスだ。「iPod classic」には興味がわかない。だがそこで、Steve は Apple の「大量破壊兵器」である「iPod touch」を取り出した。大型のタッチスクリーン、ビデオ再生機能、カバーフロー表示、WiFi、Web、そして電子メール(Web メールだけだが、それはどうでもよい)など、そこには筆者がポータブルデバイスに望んでいたものがすべてそろっていた。筆者はすぐに1台欲しくなった。もちろん、自分の iPAQ を引っ張り出してきて、これを使うこともできる。iPod touch に可能なことの約80%はこちらでも用が足りる。だが、これは iPod touch ではないのだ。

新しい小道具が欲しくなるのは筆者にとって今回が初めてのことではないが、その欲求は、「欲しい!欲しい!どうしても欲しい!」から「いいねえ」、そして「まあいいとは思うけど」と変化し、最後には 「次のバージョンを待つさ」へと徐々に弱まっていく(すると何か別の製品が目に入り、このプロセスが繰り返されていく)。

筆者が何かを実際に購入するときに最も大きな要因となるのは、購入を正当化できるかどうかだ。iPod touch の購入は容易に正当化することができる。手元にある nano には空きスペースが約1GB しか残っておらず、ビデオのサポートが気に入っているし、画面は大きく、WiFi にも対応していて、Web や電子メールも利用可能だ。そう、これは仕事のためのツールなのだ。オフィスのどこにでも持ち歩くことができ、筆者の生産性を向上させてくれる!

母船 Apple 号はトラクタービームを発射し、「現実歪曲空間」に筆者を引き込んでしまった。「欲しい!欲しい!どうしても欲しい!」状態だ。

心配の始まり…

価格は気にならないし、ほかの選択肢があっても構わない。画面で問題が発生する場合がある、との報告があっても平気だ。iPod touch に Safari(Netscape 以来の役立たずブラウザ)がプレインストールされていて、もっと気のきいた Opera や Firefox をインストールすることがまったくできない事実も喜んで大目に見よう。

専用の電子メールクライアントがないことだって許そう。(iPhone で)筆者が遭遇した内蔵バッテリの問題も消えた。筆者は、技術関連にお金を使うときはたいてい慎重だが、今回は大胆な行動に出ることにした。

そこで、われわれはこれを1台発注した。ところが、実際は筆者の妻が注文したのだが、彼女も現実歪曲空間に引き込まれていたに違いない。何と2台も注文してしまったのだ。注文はオンラインで行ったが、筆者は近所にある(「近所」とは、数時間程度の距離を指す)2か所の Apple ストアにも確認した。だが、どこも在庫切れだった。筆者は、「予約可」が「販売中」になることを願って、Amazon にログインして毎日更新される配送予定日をチェックした。もし、Amazon より先に近所の店舗に入荷があれば、喜び勇んで Apple ストアまで車を飛ばして買いに行くだろう。筆者は Steve Jobs 氏にやられた。完全に捕まってしまったのだ。

正直なところ、筆者は心配し始めている。筆者は今まで、これほど Apple 製品に夢中になったことはなかった。しかも筆者は、何かを発売前に予約するのはもちろん、第一世代の Apple 製品を購入するなど一度もなかった。Apple の新製品が自分の生活をどれほど楽にしてくれるだろうかと、あれこれ思いを巡らすようなこともなかった。筆者は、長期的かつ膨大な支出へとつながるかなり危険な坂道の上に自分が立ったような気がする。特に、Apple ストアに行って余分な高額商品を購入してしまうことが心配だ。現金だけ持って、カードは自宅において出かけるべきかもしれない。

今また Amazon をチェックしたが、配送日に変化はない。でも、明日になれば変更されるかもしれないさ。

Apple マニアはこうして出来上がっていくのだろうか? 



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