IBM、『BladeCenter S』のオフィス環境運用最適化キットを発表IBM は4日、『BladeCenter』システムのオフィス環境における運用適合性を高めるアップグレードキット、『IBM Business Enablement Kit』(別名『Office Ready Kit』) を発表した。これは、Hewlett-Packard (HP) が先月発表した中小企業向けブレードサーバー製品『HP BladeSystem c3000』(別名『Shorty』) に対抗するもので、IBM が真っ向勝負を仕掛ける格好だ。
IBM が6月に発表した『BladeCenter S』は、そもそも中小企業市場を狙った製品だが、今回発表した BladeCenter S 用 Office Ready Kit は、同システムをデータセンターではなく、オフィス環境で運用しやすくするものだ。 IBM の BladeCenter 担当マーケティング マネージャ Stuart McRae 氏は、次のように述べた。「中小企業向けブレードが次の波だ。これまでブレードと言えば、外部ストレージが必要だった。つまり、従来型のデータセンターにおける配備に適していたということだ。小売店や銀行の支店でブレードを導入しようとしても、ストレージに要する追加のインフラコストで予算オーバーになっていた」 Office Ready Kit は、3つのコンポーネントで構成される。 1つ目は、シャーシの拡張だ。BladeCenter S のシャーシは7U の大きさだが、これを11U に拡張することで、さらに多くのブレードを加えるのはもちろん、ストレージ、テープ バックアップなどを追加できるようになる。 2つ目は、ほこりの侵入を防ぐための内蔵エアフィルタだ。IBM は、ファンにほこりが溜まって詰まったり、その結果として過度にファンが動作するといった状態にならないことから、エアフィルタが電力節約に役立つと考えている。大きな効果があるかどうかは実際に見るまで分からないが、調査会社 Pund-IT のアナリスト Charles King 氏は、こうした内蔵フィルタの実装に適した市場を1つ指摘した。ちょっと変っているかもしれないが、それは、小麦粉のせいで店内のコンピュータが不調になるという現実問題に直面していると思われるピザ店だ。 3つ目は、ファンの音を遮蔽する騒音減衰器で、シャーシから出る騒音を60デシベルまで抑制する。一方 HP の Shorty だが、批評家たちはその動作音がジェットエンジンのようだと主張している。アナリストの King 氏は、両製品を比較する場に立ち会ったと述べ、Shorty の騒音は BladeCenter S の2倍だったと語った。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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