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ビジネス2007年10月12日 14:00
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Leopard の売上は Microsoft 次第

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著者:Adrian Kingsley-Hughes
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信じられないかもしれないが、Windows XP や Vista を運用したいという人々の願望が、新しい Mac OS X Leopard のシェア拡大を目指す Apple を後押しすることになる。

きっと、「どうしたらそうなるのか」と思われたはずだ。確かに、Mac OS を使っているのは Windows や Linux ディストリビューションを「使わない」ことにしたのが理由のはずだ。また、Mac に魅せられた人が Windows を厄介者扱いすることも確かだ。しかし、そうでもないのだ。Apple は、たまには Windows の世界もかじれるようにしたい、という Mac ユーザーがますます増えていることに気付いたのだ。

Apple は、このことにかねてから気付いていたに違いない。「Parallels for the Mac」は素晴らしいアプリケーションで、Mac ユーザーの間で大人気を博している。Parallels は究極の仮想化ツールであり、「VMware Workstation for Windows」などは完敗である。Parallels の最新バージョン(バージョン3)と比べると、Workstation が完全に幼稚に見えてしまう。Parallels の成功は、Mac ユーザーも Windows プラットフォームを利用したがっていたことを証明している。

そこに登場したのが Apple の「Boot Camp」だ。Boot Camp は Mac OS X と Windows を同時に実行できる仮想化アプリケーションではない。基本的には、Mac OS と一緒に Windows もインストールできるようにする手の込んだブートマネージャだ。

だが、たまにしか Windows を使いたくないという場合は、特にその価格(0ドル)を考えるとうれしい内容だ。Boot Camp は、少数派の道を選んだユーザーが、たまには Windows にも首を突っこめるようにしてくれる。慣れ親しんだ環境、ゲーム、もしくは利用中止や乗り換えを望まない重要なソフトウェアが使えるという安心感を得るためだ。Boot Camp は一粒で二度おいしい。

そして、Boot Camp は一夜にして大人気となった。

しかし、落とし穴もある。Boot Camp はベータソフトウェアで、今月 Leopard がリリースされると同時に利用できなくなる。Windows でブートすることはできるものの、そのパーティションに変更を加えたり、新しいパーティションを作成することはできない。

Apple は、以前の OS X でも動作するよう Boot Camp に変更を加えることが非常に困難であることを把握しており、(とりあえず問題なく動作することが分かっていても)同ソフトウェアは既存の Mac OS X ユーザー向けに無償ダウンロード版が提供されることはない。Leopard を購入するしかフルバージョンの Boot Camp を利用する方法はない。自分の使っている Mac がこの新 OS に対応していない、あるいはアップグレード代金が支払えない場合は、運が悪いものとしてあきらめるしかない。そうでないなら、近くの Apple ストアに駆け込んですぐにアップグレードしたい。

Boot Camp のプレリリースプログラムは、ベータテストではなくむしろ、Mac OS X ユーザーを同製品に夢中にさせ、Leopard 登場と同時に有無を言わさず取り上げるべく念入りに作られた予告編のようなものだった。ある意味、Apple は OS 市場における Microsoft の独占的立場を頼って Leopard を売ろうとしているのだ。Apple がバグやセキュリティー上のリスクが多いというレッテルを Windows に貼っていることを考えると本当に皮肉な話である。利益を得るチャンスがあるなら裏切りも辞さないということなのだろう。企業の世界ではタダほど高いものはないと言われるが、Boot Camp も例外ではない。

Boot Camp の代替製品

しかし、OS のアップグレードでこれ以上 Apple をもうけさせたくないなら代替製品もある。ブートマネージャを使う代わりに、仮想化技術を使うという非常に洗練された選択肢もある。Leopard の見返りに Apple が要求する120ドルほどを支払う代わりに、Parallels に50ドル支払って「Parallels Desktop for Mac」を購入するのだ。

そうすれば、再起動やブートマネージャをいじり回す必要もなく、Mac 上で Windows を実行できるようになる。また、Parallels では Linux ディストリビューションも実行できるため、利用できるのも Microsoft と Windows OS だけに限らない。今まで Parallels を試したことのない Mac ユーザーは、本当に素晴らしいキットなので是非お試しいただきたい。

Parallels で筆者がお気に入りの機能の1つが「コヒーレンス」モードで、このモードでは Mac のデスクトップ上で Windows アプリを実行できる。また、Windows と Mac のアプリケーション間でコピー&ペーストやドラッグ&ドロップも可能で、これは Mac 上で Windows アプリケーションを活用する予定のあるユーザーにとっては素晴らしい特典だろう。Boot Camp は Mac 上で Windows を実行できるようにする手段を提供するが、Parallels の方は実際に作業をこなせるようにしてくれるのだ。

現在すでに Boot Camp を利用している方には、Parallels をダウンロードして試してみることを提案したい。すると、もう元には戻れなくなると思う。そうなれば、Leopard へのアップグレードを決めるときも、ブートマネージャを使い続けたいからという理由ではなく、OS のメリットで判断できるようになる。

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