IBM は14日から19日まで、情報管理に関する年次会議『IBM Information on Demand』をラスベガスで開催しており、これに合わせてデータウェアハウス、マスターデータ管理、およびコンテンツ管理の各種新ソフトウェア製品を発表した。現在大企業では、依然として大量のデータを既存のソフトウェア システムを通じて収集しており、IBM をはじめとする主要ソフトウェア メーカーはこうした状況を踏まえ、重要な情報を必要な時にすぐ入手できるアプリケーションの開発にしのぎを削っている。
IBM の Software Group 副社長 Steve Mills 氏は、年次会議での新製品発表の席において、次のように語った。「IT 支出のうちあまりに多くが、システム運用に縛られている。顧客が関心を寄せているのは、特定の業務目標や業務効率の達成に集中できる優れた技術だ。そして、すべての情報が IBM 製のハードウェアやデータベース上にある訳ではないことを、当社は承知している。また顧客は、何でもこなす万能なものなどないことを理解しているので、当社はそうした顧客のために情報インフラを構築したいと考えている」
今回発表となった新製品の1つ『Master Data Management Server』は、顧客情報、製品情報、会計情報など異なる種類のマスターデータを管理できる初の製品だ。同製品は、こうしたデータを戦略的業務資産として定義、アクセス、および利用するための、広範な機能を備えている。なお Master Data Management Server は、2007年第4四半期にベータテストが始まる予定で、正式発売は2008年初旬になるという。
IBM はこのほか、『DB2 Warehouse 9.5』のリリースも発表した。同製品は、様々なデータベース内の構造化および非構造化情報をリアルタイムで分析するもので、同じく15日に発表した新しいデータサーバー『DB2 9.5 Viper 2』により、極度に大きな作業負荷管理にも対応する。