Webビジネス2007年10月19日 09:00
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時間軸を活用したコミュニケーション「ソーシャルタイムライン」

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20071019/8.html
著者:アルカーナ株式会社 原田和英
国内internet.com発の記事
Blog が日本に上陸して数年が過ぎた。2004年が日本における Blog 元年と考えれば、それから4年弱。ビデオリサーチインタラクティブ社の調べによると、2007年の Blog の利用者数は2,687万人。もはやインターネットを利用する上で欠かせないメディアである。

しかし、その Blog では記事が時系列に並ぶ傾向にある。そうすると、新しい記事だけが目に付き、古い記事は埋もれてしまうという問題が生まれる。そこで、そのような時間の概念を新しく捉えなおすソーシャルメディアが最近増えている。

それらは「ソーシャルタイムライン」とでも呼ぶべきサービスで、時間軸をベースにコミュニケーションを図るサービスを指す。

■メディアを使った自伝をつくる

OurStory.com


たとえば OurStory.com は、自伝を作成できるサービスである。

使い方はシンプルで時間軸上に自分の人生における出来事を記していく。たとえば、1970年8月1日に「生誕」として、自分の生まれた日を記載。オプションで写真や動画を掲載することができる。当時の写真と共にコメントを加えれば、簡単な自伝の始まりである。

ほかにも「1995年7月アメリカに旅行」「2007年8月26日○○さんとデート」などあらゆる人生におけるイベントを記載することができる。

出来事を人や場所、キーワードでタグ付けすることもできるので「友人Aさんと一緒に経験した出来事」「大学での出来事」「恋愛」などの人生の出来事をカテゴリ分けすることもできる。後々、自分の人生を新しい切り口で見直すことも可能だ。

■1つの時間軸をみなで共有する

WhoseTime?


また、WhoseTime? は、一味違った時間軸を提供。

出来事を時間軸上に記載する点は他のサイトと同じだが、違う点が一点。「他の人の時間」と被ってはいけないというルールがある。つまり参加者全員で1つの時間軸を共有することになる。

たとえば私が「1980年8月7日12時00分」に「生まれた」というイベントを記載すると他の人は「1980年8月7日12時00分」に何も書き込めない。早いもの勝ちである。

この結果、世紀にわたる人類の1つの絵巻物ができあがる。また、自分があることをしていた時に、世界では他の人がどのようなことをしていたのかもわかるという楽しさがある。

他にも自分の年表を作るサービスとしては、circaVie99Moments.com なども参照いただきたい。

■家計図を作る

Geni


また家計図作成サイト Geni も見逃せない。

ここでは自分の家計図を作ることができる。たとえば自分の両親や兄弟などを入力していくと、Flash ベースの家計図が簡単に出来上がる。

面白いのは、自分以外の人たちが既存の家計図にデータを追加できる点である。たとえば、自分の従兄弟を入力し、従兄弟のメールアドレスも入力する。すると、従兄弟にメールが届き、従兄弟はそこから自分の家計図を付け加えることもできる。

それによって自分の知らなかった人たちも家計図に繋がっていくことになる。そうすれば人類の家計図が生まれても不思議ではない。なんともロマン溢れるサービスだ。

家計図を作成できるサービスでは Ancestry というサイトも多くのユーザーを集めている。すでに500万人の利用者がいるのだとか。ネイティブアメリカンのデータまで入力しているため1900年以降から家計をたどることもできるという特徴がある。

■年表を作る

xtimeline


また、人ではなく物やサービスの年表を作るサービスとして xtimeline というものもある。

これは「スターバックスの歴史」「マルチメディアの歴史」など、各種特化した時間軸を作成できる。辞書と時間軸を組み合わせたようなサービスである。

このように「時間」という概念で物事を捉えなおすサービスが人気を集めている。これらを使って物事を見直してみるのはいかがだろうか。気づかなかった思わぬ発見がそこに眠っているのかもしれない。


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