salesforce が Google の『OpenSocial』に参加Google が先ごろ発表したソーシャルネット ワーキング サービス (SNS) 情報参照の共通規格『OpenSocial』プロジェクトに対し、Web 2.0 関連の小さな新興企業が次々と参加を表明しているが、それらに混じって手を挙げた salesforce.com は少々異質な存在だ。
というのも、salesforce.com にはすでに、1月にリリースした独自のプラットフォーム/プログラミング言語『Apex』がある。また、サードパーティ開発者が同社プラットフォーム上で開発したアプリケーションを、手軽に販売/共有できることで人気の高い『AppExchange』もある。 さらには、『Visualforce』も有している。これは、プログラミング言語『HTML』『Ajax』『Flex』を用いて、インターネットに接続している顧客がカスタム アプリケーションを作成し、組織全体で共有できるようにするものだ。また、同技術を使えば、Skype のサービスや『Google Maps』『Google AdWords』とのマッシュアップも可能になる。 salesforce.com の CEO (最高経営責任者) Marc Benioff 氏はこれまで、AppExchange の狙いは、同社プラットフォームの利用を増やし、その有用性を高めることだと再三述べてきた。そこで、同社開発者マーケティング担当副社長 Adam Gross 氏に取材し、今回参加を表明した OpenSocial について、同プロジェクトのどこでも利用可能なウィジェットが、salesforce.com の開発者エコシステムにどのような位置を占めるのか尋ねてみた。 OpenSocial は salesforce.com の戦略とどう合致するのか、との問いに対し、Gross 氏は次のように答えた。 ―― OpenSocial は、インターネット上で利用できるデータを増やし、より多くのアプリケーションを活用していこうという当社の方向性に沿うものだと見ている。 たとえば、マッピングや地理情報データで考えてみよう。以前なら、この種のデータを利用したい場合は特定の Web サイトに行かなければならなかったが、連絡先やビジネス機会といった salesforce.com のデータを地理的に表示できるなら、そのほうが非常に理にかなっている。ほとんど考えるまでもない。OpenSocial もそれと同じことだと当社は考えている。 『orkut』のようなソーシャル ネットワークでは、ユーザー同士の結びつきの度合いが音楽や映画などの嗜好の共通性によって表わされるが、同じように、たとえば私がある取引の交渉中で、同様の立場にいる人とつながりを持ちたいと思った場合は、私が取引を成立させるのをどれだけ手助けしてくれそうな人たちか、といったことが分かると便利だ。 そうした機能の下では、当該取引に関していかに多くのやり取りがあったか、あるいは、これまで社内のどの人たちが、取引の関係者と最も多くやり取りをしているか、といった情報を提供することも考えられる。 そうした情報を提供する上で共通の API や手段があれば、salesforce.com だろうが orkut だろうが、あるいは別のネットワークだろうが、そのためのウィジェットをどこでも利用できる。あるサイトからウィジェットを取り出して、salesforce.com などの別サイトに持っていっても、そのウィジェットは問題なく機能する。そのようにして、インターネットで起こっているあらゆる技術革新を、ビジネス アプリケーションに活用できるということだ。 関連記事 最新トップニュース
|
|