Cisco Systems と Adobe Systems は、インターネット創成期に目を見張る成長を遂げ、ハイテク優良企業としての地位を固めた。そのような両社がインターネットの次なる進化段階に最適な技術として、多くの企業に先駆けてサービスとしてのソフトウェア (SaaS) に注目したのは驚くべきことではない。
Cisco と Adobe は8日、ソフトウェア業界団体の Software and Information Industry Association (SIIA) がカリフォルニア州サンホセで開催した SaaS に関するカンファレンス『SIIA OnDemand』で、SaaS の将来展望と期待、そして新製品の一部について語った。
一方、Cisco の副社長 Donald Proctor 氏は OnDemand の基調講演において次のように述べている。「コラボレーションはファイヤーウォールの内側だけで起こっているわけではない。サプライチェーンとビジネスパートナーを仮想化して自社の一部であるかのように扱うことで、我々はいまや顧客ともコラボレーションしている。すべてを内部に抱え込んで管理し、ファイヤーウォールの内側だけでコラボレーションする時代は過去のものとなった。今後は、イントラネットではなくインターネットと企業間相互のコラボレーションが、コラボレーションの次の波を引き起こすことになるだろう」
これに先立つ7日には、同社の CEO (最高経営責任者) John Chambers 氏が、2008会計年度第1四半期 (2007年8月-10月期) の決算発表後に行なったアナリストとの電話会議で、統一型コミュニケーションとコラボレーションは、今後10年間における同社の成長の鍵となるだけでなく「世界の生産性向上における次の波の発生源」だと繰り返し語り、この点における同社の姿勢をこれ以上ないほど明確に示した。