|
事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
|
Leopard は Microsoft の敵となるか
筆者は11月2日の金曜日、再び地元の Apple ストア詣でをしてきた(往復5時間の距離が「地元」かどうかは定かでないが)。それは、一新された「Mac mini」の購入が目的だった。わざわざ出かけていったのは、Apple の最新 OS - Mac OS X 10.5 「Leopard」に触れることのできる約200万人のなかの1人になりたかったからだ。
ここまで読んだ普通の読者なら、おそらく筆者が Leopard に食ってかかり、欠点をほじくり出して、機能より見た目重視だとして非難すると予想しているだろうが、そのようなことはしない。実際、Leopard にはかなり満足しているし、感激している。Leopard の方が Vista より「驚き」にあふれているとさえ言っても良いと思う。 「Spaces」は生産性を大幅に向上させるし、「Time Machine」バックアップユーティリティにライバルは見あたらず、OS 全体のキビキビした動きや応答性の感触は素晴らしい(筆者の Mac mini が Mac の最下位モデルであることを考慮すればなおさらだ)。OS には「驚き」の要因以外にも多くが求められるが、新しく爽快な機能やアイデアに遭遇するのも良い。Leopard には確実にそれがある。 そしてインターフェイスだ。筆者にとって、Leopard は Tiger より磨きがかけられ、洗練されていると感じられ、インターフェイスが明るくなったように思える。グレー系の外観は時代遅れで、そろそろ変えても良いとは常に感じていた。300以上の新機能がなくても、インターフェイスのリフレッシュだけで Leopard へのアップグレードには魅力的ある。 さて、筆者はこれで Leopard が優れた OS であること、そして実際かなり優秀であることを立証した。しかし、ここで話を現実に戻そう。たとえいかに Leopard が優れていても、この OS がわずかでも Microsoft の牙城を崩すチャンスはない。Leopard によって Microsoft の終わりが始まる、とする意見も一部にはある。また、Leopard が Windows から Mac への大移動の到来を告げると断言する人もいる。 残念ながらこれは完全にナンセンスだ。 まず、Windows は多くの人々によってデフォルトだと見なされている事実がある。PC を購入すれば Windows が付属してくる。相当数の人にとってはこれが普通なのだ。しかも、無償 OS の Ubuntu や PC Linux OS などが目の前にあっても関係ない。 そして価格がある。お金を出せば Apple からいくらでもハードウェアを購入できるが、予算に限りがある場合は、はるかに安いシステムがあり、Apple は論外となる。 さらに、ゲームの要素もある。Apple がいくら気の利いた CM を流し、事実を曲げて Windows ベースの PC は業務用で Mac は家庭用だと主張しても、店頭に PC 用と同じくらい多くの Mac 用のゲームが並ばない限りはそれも勘違いしたマーケティングに過ぎない。考えてみていただきたい。Web ブラウジング、電子メールの作成、買い物リストの作成などに関しては、Windows、Mac、そして Linux ディストリビューションの間で差別化することはほとんどできない。しかし、ことゲームに関しては、明らかに Windows の一人舞台なのだ。 そして周辺機器も… ゲームに興味はない? では、自分の PC と一緒に周辺機器を使うことはあるだろうか? Windows ベースの PC 用には、プリンタから USB 接続ミサイル発射装置まで、玉石混淆だがあらゆる種類のものがある。多くのガジェットをコンピュータに接続するのが好きなら、Apple を選ぶと選択肢が限られてしまう(ただし、安定性やパフォーマンスの観点からはおそらくそれも悪いことではない)。 では、ビジネス環境における Mac はどうなのだろうか? Leopard は企業にあるつまらないベージュ色の PC を Mac に交換させる流れを促進することになるのだろうか? その見込みはない。企業が Mac に関心を持っていて、一部業界では「MacBook」や「MacBook Pro」の両システムの人気が高いことは確かだ。しかし、Leopard のパフォーマンスを基本にして考える幅広い採用は、価格や、Mac システムを Windows のエコシステムに統合する際の問題などから可能性は低い。 もう1つの問題が、Leopard の焦点だ。各社は、消費者向けコンピューティングに重点を置きすぎているとして Vista を批判しているが、Leopard は Vista よりさらに消費者寄りだ。現状のように多数のバージョンの Vista を投入した Microsoft の判断には同意できないが、Leopard の「1つですべて賄う」対応にも同様に欠点がある。 Leopard は素晴らしい OS であり、逆の印象を残すのは本意ではない。また、これが Apple 史上最高のベストセラー OS になることに疑問の余地はない。しかし、事実を正しくとらえておくことは重要だ。Leopard が2年以内にマーケットシェアで2桁成長を遂げる(そしてこれが Microsoft をたたきのめす)という考え方はバカげている。 関連記事 最新トップニュース
|
japan.internet.com 10周年記念
インターネットコムマーケティングセミナー ROI を最適化するパフォーマンスマーケティングの最前線 【12/16(水)13時〜 東京・赤坂】 申込はコチラ>>
|