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情報窃盗問題に揺れる TomorrowNow の複数経営幹部が辞任ドイツのソフトウェア大手 SAP は、Oracle から知的財産の盗用で訴えられている案件において、すでに子会社 TomorrowNow が Oracle のサポート関連資料を「不適切に」ダウンロードしたと認めたものの、その処分については保留していた。しかし SAP は19日に突然大きな動きを見せ、TomorrowNow の CEO (最高経営責任者) Andrew Nelson 氏を含む「複数の幹部」が「自ら辞任の道を選んだ」と発表した。SAP によると、TomorrowNow の今後については、売却を含めて検討しているという。
この裁判については、米連邦地方裁判所が9月に、当事者間での和解が成立しない場合、両社の公判を2009年2月9日に行なうと決定している。 SAP は今回の人事について、今年7月 TomorrowNow の会長に就任した Mark White 氏が Nelson 氏の業務を引き継ぐと述べた。 この案件は、TomorrowNow の一部従業員が Oracle の顧客ファイルをダウンロードしたと、2006年末に同社が気づいたことに端を発している。Oracle の言葉を借りれば、それは TomorrowNow がサービス事業における旨みをわが物にするためだったという。Oracle は裁判所に提出した書類の中で、SAP が知的財産を盗み、米国連邦法の『コンピュータ詐欺および不正利用防止法』ならびに、コンピュータデータのアクセスと詐欺に関するカリフォルニア州法に違反したと主張している。 SAP は7月に入り、TomorrowNow が Oracle のサポート関連資料を「不適切に」ダウンロードしていた事実を認めた。ただし同社 CEO の Henning Kagermann 氏は、SAP が Oracle の知的財産を入手した事実はないと主張している。 SAP の広報担当者は、今回の発表に関する詳細について明言を避けた。 同広報担当者は取材に対し、次のように回答を寄せている。「今回の進退については、それぞれ個人的な事情によるもので、公言できるような内容ではない。当社は、TomorrowNow の顧客に対する責務が果たせるよう、今回の人事を通じてその遂行に専念する。また係争中のため、現時点ではこれ以上の詳細を公表することはできない。なお、現在は証拠開示手続き作業が進行中で、本案件に関する次回の進行協議は、2008年2月12日に予定している」 関連テーマ
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