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2007年12月4日 09:00

モバイル検索キーワードの「ロングテール現象」は起こっているのか?

SEM を語る上で、「ロングテール現象」という言葉がよく使われる。SEM と言えば検索数の多いビッグキーワードに注目が集まりがちだが、実は1日に1度しか検索されないようなキーワードは山ほどあり、この中には貴社のビジネスに結びつく重要なキーワードも多く潜んでいる可能性も高い。このような「テールキーワード」に注目をし SEM を実施した企業が成功を手にした事例も後を絶たない。

携帯電話、ドコモ・EZweb・Yahoo! ケータイのポータルトップに検索窓が実装されてから1年以上の月日が経つが、モバイルにおいても「ロングテール現象」は起きているのだろうか。

携帯電話は PC のキーボードに比較して操作性が低いため、その影響を受け、検索窓にもあまり複雑なキーワードを入力しない、というのが一般的な考えだ。弊社と YICHA が共同で発表した「検索キーワードの掛け合わせ語数調査(2007年9月)」でも、YICHA 全体の検索語のうち86.7%が1語検索、2語の組み合わせキーワードでの検索が13.0%、3語の組み合わせキーワードでの検索が0.3%という結果になっている。

掛け合わせ語数調査


これだけを見ると、モバイル検索では、まだ2語以上の検索が進んでいないので、ビッグキーワード単ワードでのリスティング広告出稿、SEO 対策が重要だと判断しがちである。

しかし、もう1つの調査結果、「検索キーワードバリエーション調査(2007年10月25日)」も併せて見ておく必要がある。
バリエーション調査


YICHA では、1日に101回以上検索されるようなビッグキーワードは、全体の1.2%しかない。逆に、1日の検索数が10回以内のキーワードが全体の約85%を占めており、2語以上の組み合わせワードの検索頻度は少なくても、キーワードバリエーション自体は、すでにロングテール化が進んでいると考えて良いだろう。前述したとおり、この中にビジネスに繋がるキーワードが含まれている可能性があることを、企業のマーケティング担当者は今から意識しておくべきだろう。

では、このようなテールキーワードで検索するユーザーをサイトに誘導するには、どのような対策を取ったらよいのだろうか。例えば、検索クローラーがきちんとサイト内を辿れるようなサイト構造にしておくことが重要だ。モバイルにおいては知らず知らずのうちに検索クローラーの IP アドレスやユーザーエージェントからのアクセスをシステム的にブロックしてしまっているパターンがまだまだ多い。これを解除しなければ、貴社のページは検索エンジンにクロールさえされない。

またサイト内には、適切なナビゲーションやサイトマップを作り、ユーザーだけでなく検索エンジンがサイト内を巡回しやすい作りにしておくことも必要だ。この他にも様々な対応方法があるが、まずはここがスタートラインだろう。

PC の SEO では常識となっている上記のような対策が、モバイルではまだ実装されていない企業が多いのが現状だ。モバイルでのロングテール化が進んでいることを考慮し、もう一度モバイルサイト、モバイル SEM 戦略を見直してみてはどうだろうか。

(株式会社アイレップ インターネットマーケティング事業部 マーケティンググループ 斉藤佐知子)
記事提供:アイレップ

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