![]() ![]() ![]() ![]() 2007年信奉者大賞の結果発表この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20071206/6.html
著者:Mike Elgan
海外internet.com発の記事
また新たな IT 業界の1年が暮れようとする今の時期は、各分野の信奉者たちの現状調査にまたとないタイミングだ。
顧客が戦略的大失敗に目をつぶるよう仕向け、製品の成功は誇張し、その最たるものとして「バイラル・マーケティング」を無償かつ地球規模で展開する信奉者たちは、彼らに影響を与えている企業にとってうれしい存在だ。 そして、信奉者たち自身も集団のなかのつながりを通じて自尊心をくすぐられる。「iPhone を持っているボクの方が偉いぞ!」というように、消費者は399ドルと2年契約だけで「選ばれし人」になれるのだ。 では、ここで IT 業界の主な信奉者の様子を見てみよう。 ■ Apple 最も勢力が大きく、最も信仰心の厚い信奉者は、もちろん Apple 信者だ。iPhone や新バージョンの OS X の出荷を筆頭に、同社とその信奉者にとって今年は最高の年だった。結局、長年のファンの厚い信仰心に変化がないところに、iPhone 現象と Windows から Mac への乗り換えによる新しい集団が加わってきた。彼らも間違いは犯した(「Apple TV」、セキュリティの問題、iPhone の「レンガ化」論争など)。しかし、iPhone と Leopard はあまりに超越しすぎた存在で、このような小さな問題は影が薄れる。 ・2007年の Apple 信奉者は、「酔ってる」ポイント(5杯を最大とする0から5杯の信奉者評価ポイント)を4杯半から4と3/4杯へ伸ばした。 ■ Microsoft カリスマ性のないマーケットシェアリーダーでは信奉者を集めるのは難しい。それにもかかわらず、Microsoft にも信奉者が存在する。だが2007年、この集団からは多くのメンバーが離れていき、残っている者も信仰心を失った。どうしてなのだろうか? 一言で言えば「Vista」が原因だ。この偽予言者的 OS は速度が遅く、バグが多く、混乱していて、問題だらけだ。 Vista 信奉者にとって最大のメリットは、XP の良さを認識させてくれることだ。Microsoft は、Windows Mobile OS や各種オンライン製品の改善を徐々に進めているが、Apple や Google がその製品やサービスで信奉者をほぼ独占するなかでは、これらの追加的改良措置はほとんど意味をなさない。ただし、意外に良い製品だった新しい「Zune」という形で信奉者らはちょっとした啓示を受けた。だが残念ながら、Apple は先制攻撃を仕掛け、新しい iPod シリーズで Zune を席巻してしまったのだ。 ・2007年の Microsoft 信奉者は「酔ってる」ポイントを2杯からわずか1杯へと減らした。 ■ Linux 成功が Linux 信奉者に打撃を与えている。企業における Linux の地位が上がると、その信奉者の価値は下がる。IBM や HP などの巨大企業各社が、同プラットフォームに対する一般の強い興味を独占し、その珍しいイメージを弱め、新しい信奉者が集まりにくくなった。消費者向けデスクトップでも、導入予定者はまさにだれもがすでに導入済みの状況のようだ。忠実な信奉者はそのまま残っているが、その数はせいぜい横ばいか、下手すると減少しつつある。 ・2007年の Linux 信奉者は「酔ってる」ポイントを4杯からわずか3杯半へと減らした。 2007年の Google 信奉者の数は一方で増え、一方では減った。Google は、Gmail の記憶容量を増やし、秀逸なモバイルアプリケーションを提供し、完ぺきに近い地図やマッシュアップ用プラットフォームを提供し、肥大化しすぎたユーザーインターフェイスのない素晴らしい検索機能を提供し続けることで今も大成功を収めている。彼らはさらに、「OpenSocial」や「Android」など、驚異的な数の将来有望な新しい構想も公開した。 その一方で、Google はその規模、資産、影響力があまりにが大きくなりすぎて、 大義のために身をささげることが難しくなった。プライベートなユーザーデータをできるだけ多く収集し、保有するという彼らが提示した願望や実際の手法は、信奉者の支持をさらに失っている。 ・だが、最終的な数字は上昇となった。2007年の Google 信奉者は、「酔ってる」ポイントを3杯から3杯半へと伸ばした。 ■ Amazon Amazon に信奉者はいるだろうか? もちろんいる。この、数的には少ないが忠実な集団は、信奉者の大きな力となる2007年後半の Kindle 登場で、その数を大きく伸ばした。そう、Amazon 初のオリジナル製品は、素晴らしい小型デバイスだ。しかし、その最優先課題は Amazon.com サイトとの対話だ。Kindle の店舗の無償ワイヤレス検索、書籍の1分ダウンロード、そして同デバイスで直接行う感想投稿といった機能は、Amazon 信奉者にとって救世主の登場に匹敵する。 ・ Amazon 信奉者は人気コメディーの「Jeffersons」のような勢いで「酔ってる」ポイントを半杯から2杯へと伸ばした。 ■ Palm 唯一自滅の道をたどるのが Palm 信奉者だ。彼らは2年前から徐々にその数を減らし、その結果、残った信奉者も信仰心を失いつつある。Apple が「世界を変えつつある」のとまったく同じ分野(スマートホン)において技術革新がまったくないことにより、(かつては勲章だった)「Treo」を持ち歩くことは恥ずかしいことになってしまった。「Foleo」のプロモーションとその出荷停止などの失策に、残っていた信奉者メンバーはリーダーである Jeff Hawkins 氏の神聖なる血統に疑問を抱くようになった。 ・2007年の Palm 信奉者は「酔ってる」ポイントを3杯からわずか1杯へと減らした。 ■ BlackBerry BlackBerry 信奉者は、2つの要因からその信仰心を深めていった。1つ目の要因は、「Pearl」および「Curve」の両シリーズの真の技術革新が長年の信奉者を興奮させ、大喜びさせたことだった。そして2番目の要因が iPhone の登場だ。これにより、RIM のデバイスは少なくともトレンドの点で負け組に位置づけられるようになった。だがこれで BlackBerry 信奉者はますます熱狂的になり、自分たちのデバイスを今も大いに楽しんでいる。 ・2007年の BlackBerry 信奉者は「酔ってる」ポイントを3杯半から4杯へと伸ばした。
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