EMC、SAN 仮想化の新製品『EMC Invista 2.0』を発表EMC はこれまで、ブロックベース ストレージの仮想化において、IBM や日立といった競合企業に遅れをとっていた。しかし、同社は新しいストレージ エリア ネットワーク (SAN) 仮想化製品『EMC Invista 2.0』で、この状況を変えようとしている。
EMC でソフトウェア製品マーケティング担当のシニアディレクタを務める Rob Emsley 氏によると、Invista 2.0 は EMC のソフトウェア アプリケーションおよびハードウェアと、Brocade Communications Systems や Cisco Systems のインテリジェント スイッチを組み合わせ、「システム運用を中断せずにデータの移行を可能にする」ソリューションだという。 Emsley 氏は、Invista 2.0 の発表は EMC の仮想化技術開発において「重要な分岐点」となる出来事だと説明し、すでに確立された感のあるファイル仮想化市場に比べると「ブロックベースの仮想化は、ようやく注目を集めはじめたばかりだ」と語った。 Invista 2.0 では可用性と拡張性が向上するとともに、管理機能も強化されており、VMware の『VMware ESX Server 3.0.2』との連携も強化された。 EMC は、新しい分散型コントロールパス クラスタ (CPC) アーキテクチャによって Invista の可用性を高めた。分散型 CPC アーキテクチャとは、CPC のノードを地理的に分散させることで、一部に故障が起きてもシステムの運用が継続できる構造だ。 他にも、Invista 2.0 では仮想ボリュームとストレージ エレメントの数が2倍になったほか、同時に実行できる移行セッションの数は、8から40へと5倍に増えている。さらに、フロントエンドとバックエンドで負荷調整を行なうことにより、パフォーマンスとスループットも向上した。 また、異機種の混在環境におけるデータの蓄積とミラーリング機能も新たに設けられた。この機能を使えば、アプリケーションをその重要性に応じて異なるストレージレベルに割り当てることが可能となり、顧客が階層型ストレージ環境の管理を行なうのに役立つ。さらに、Invista 2.0 では新たに IBM のファイバチャネル ディスクシステム『IBM System Storage DS4000』シリーズや Hewlett-Packard (HP) の『PV Links』機能、Sun Microsystems のパス管理ソフトウェア『Sun StorageTek Traffic Manager (MPxIO)』に対応するとともに、データ レプリケーションのために自社の『EMC RecoverPoint』が組み込まれている。 関連記事 最新トップニュース
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