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Google 以外の多様な検索エンジン業界検索エンジンといえば、やはり Yahoo! と Google が日本では強い。しかし、昨今では、特化型検索やインタラクティブな検索など、新しい検索サービスが登場してきている。
そこで、今回は世界の検索エンジン動向をご紹介する。 ■目的を絞った特化型検索エンジン
最近、増えてきているのが検索対象を限定した特化型検索エンジンである。たとえば弁護士の検索エンジンとして「Avvo」がある。 これを利用すれば、場所や専門性、名前などから弁護士を探すことができる。訴訟大国のアメリカならではのサービスだろう。 他には「Trulia」のような不動産の検索分野でも数多くの検索サービスが登場している。 この Trulia では物件を探すだけでなく、地価の相場も把握することができる。また Q&A や RSS 機能もあり、不動産を探している人には非常に有用なサイトとなっている。 変わったところでは「引用」だけを検索できる「Quotations Book」などは個人的に気に入っている。名言好きの人はいかがだろうか。 またテキストだけでなく音を検索する「FindSounds」というサービスもある。これを使えば「リンゴを噛む音」などの MP3や WAVE ファイルを見つけることができる。 他にも「求職専門検索エンジン」や「飲食店専用検索エンジン」など、特化型検索エンジンは百花繚乱の様相を見せている。 ■検索結果に一ひねりを加える検索エンジン
検索結果に一ひねりを加えるサービスも注目である。 たとえば、最近登場したサービスの1つに「SortFix」というものがある。 これは検索語を「Yahoo!」「Google」「Dmoz」で検索することができる。ユニークなのはその検索結果を簡単にアレンジできる点だ。たとえば検索結果から「関連検索語」を表示。その語句をドラッグ&ドロップで「足したり」「ひいたり」することができる。 たとえば「love」で検索すると「poems(詩)」や「romance(ロマンス)」などの単語が表示されるので、それらを新たに検索語として加えたり、検索結果から除くことができるようになる。 似たようなサービスとしては「Carrot Clustering Engine」というものがある。こちらも最近登場したサービスでニンジンのイラストが可愛い。 これは検索結果を自動的にクラスター化してくれる。たとえば「apple」で検索すると「「Store Mac(Mac のお店)」「Steve Jobs(スティーブジョブス)」「Apple Tree(リンゴの木)」などのカテゴリが左に表示される。 また「SearchBoth.com」では、Yahoo! や Google などの検索結果を1画面に両方出してくれる。このような検索結果の比較サービスはいくつかあるが、このサービスがユニークなのは、旅行の検索エンジンやイエローページの検索結果比較などもできる点だ。結果を偏らせないためには便利なサービスである。 また検索を使ったボランティア活動ができるサービスとして「GoodSearch」がある。 これは事前に自分が寄付したい慈善団体や学校を設定しておく。あとは検索をするだけ(Yahoo! の検索結果が表示される)。すると、そのページの広告収益の半分がそのチャリティに寄付される。 ■Google を一味違ったものにするサービス
世界の検索エンジンとしては、やはり Google が有名だ。その Google の関連サービスもいくつか存在する。 ユーモラスなものとしては「Blackle」がある。これを使うと背景を真っ黒にして Google を検索できる。これは「背景が黒だとディスプレイの消費電力が白より低い」という話をベースにして作成されたサイト。真偽のほどはともかく、環境問題が気になる昨今らしいサービスだ。 また「Groovle」もユニーク。これを使えば Google の検索結果の背景に、自分の好きな画像などを表示することができる。Google なしでは生きていけない、という人には便利かもしれない。 Google 人気がますます高まると同時にこのような界隈サービスも賑わいを見せているようだ。 ■未来を感じさせる検索エンジン
様々な検索エンジンがある中で面白い検索手段を提供するのが「Ms.Dewey」。マイクロソフトがひっそり運営するサービス。 対話式検索エンジンとでも言うべきもので、エージェントの Ms.Dewey さんと話をするように検索できる。検索しないと呼びかけてくるというユニークな仕掛けも愛らしい。 また「Mahalo.com」では人力を組み合わせた検索エンジンを提供。 代表的な検索語句に対してガイドが設定した検索結果を表示する。たとえば Apple で検索すると人が整理した株価や公式サイト、CEO の名前、ニュースなどの情報を一覧で見せてくれる。 国名で検索すると通貨や言語までも表示。探したいものが明確なときは非常に便利なサービスだろう。 また「Powerset」では自然言語検索を提供している。 今までの検索エンジンではキーワードをベースにした検索が基本だった。しかし、この「Powerset」では「アメリカの大統領は誰ですか?」「女優の○○さんは結婚していますか?」というような文章で検索をすることができる。 このような自然言語検索は他にもケンブリッジ大学が提供する「true knowledge」などもあり、各社が研究を続けている。 また検索語の意味を理解する「hakia」も注目を浴びている。 これは検索語が「どのようなものか理解し、それに応じたカテゴリを表示」するような検索エンジン。たとえば「Steve Jobs」で検索すると「プロフィール」「スピーチ」「関連書」などを一覧することができる。 また昨今は中国の検索エンジン「百度」の展開も目覚しい。昨今では米ナスダックの100指数にも取り入られられた。 Q&A や掲示板などのコミュニティ機能も持った百度は、今後、日本展開を控えますます注目すべきところだろう。 このように検索エンジンはまだまだベータ版のものも多いとはいえ、様々な試みが行われている。インターネット上の情報が増えれば増えるほど、このような検索サイトのニーズはますます高まっていくだろう。 記事提供:アルカーナ株式会社
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