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AMD、『Quad Core Opteron』大量出荷を2008年第2四半期に延期AMD は、新プロセッサ『Quad Core Opteron』(開発コード名『Barcelona』) に見つかった不具合により、出荷計画を結局遅らせたようだ。同社は、設計の見直しと、大量出荷開始の今期から2008年第2四半期への延期を行なわざるを得なかった。
半導体には、製造してみないとわからない不具合がつきものだ。それらの不具合は、些細な、特定の状況下でしか発現しないものであるのが通例で、たいていは BIOS などでソフトウェア的に修正できる。 AMD の Opteron 担当製品マーケティング マネージャを務める Steve Demski 氏は、次のように説明した。「今回の不具合については、ソフトウェア的な回避策も作成したが、パフォーマンス上の不利が生じた。適正な修正には、半導体レベルでの設計見直しが必要だった」 Demski 氏によると、今回の不具合は、チップ上の2次キャッシュと3次キャッシュ間の変換に問題があるせいでデータの書き換えが生じるというもので、スレッドを多用するアプリケーションに影響があるという。コンピュータをハングさせてしまう可能性もある。Quad Core Opteron は一部の顧客の手に渡っているが、この不具合が確認されているのは、現時点では実験室での試験に限られている。 AMD は当初、出荷計画に遅れは生じないと述べていたが、Demski 氏は、この不具合のせいで量産を遅らせざるを得なくなったことを明らかにした。同氏は、「そろそろ量産態勢に入れると期待していた」と述べた。新たな計画では、新版 Quad Core Opteron を2008年第1四半期に製造開始し、それらをテスト用に顧客に送り、あらゆる問題を取り除いた後で、2008年第2四半期に量産に入る予定だ。 結局のところ出荷計画は遅れることになったわけだが、この決定は AMD のみの判断によるものではない。Demski 氏は、「当社の第1層の OEM パートナーたちが、量産に入ってこれを多くのユーザーの手に届けるという危険を冒すことを望まなかった」と述べた。AMD は今も、Quad Core Opteron を大手顧客に個別交渉ベースで販売しており、顧客環境でのソフトウェア評価も行なっている。 Demski 氏は、すでに Quad Core Opteron を手にしている顧客は、それに満足しており、新版を待とうとはしていないとも語った。その一例が、テキサス大学の Texas Advanced Computing Center (TACC) のスーパーコンピュータ プロジェクトだ。同プロジェクトでは、Quad Core Opteron を搭載する Sun Microsystems 製のブレードサーバーを大量に使用している。
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