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2007年12月28日 15:00

迫り来る2008年北京オリンピックの大惨事

予言しよう。2008年は、北京オリンピック開催期間中の検閲機能の大破たんが最大の話題になるだろう。オリンピック自体はエキサイティングで、盛大かつ豪華な大会となり、激しい戦いが繰り広げられることだろう。

しかし、そのメインイベントになるのは、中国が抱える多くの問題に関する情報をバイオメトリクス技術、監視技術、検閲技術、そして大勢のならず者を利用して隠そうとする中国共産党と、デジタルカメラ、無線対応デバイス、そしてインターネットを使って中国の恥部を世界にさらすジャーナリストや旅行者との戦いだ。

中国政府は、2008年の北京オリンピックを中国の「世界デビュー」として考えている。弱々しさ、格差、貧困、飢饉、大混乱、そして絶望の時代から完全に抜け出し、新しく、パワフルで、繁栄し、安定した輝ける中国の披露である。

しかし、先ごろの印象的な経済成長は、中国が抑圧的で独裁主義の警察国家によって依然として支配されている事実を目立たなくしている。政府の弾圧によって長い間沈黙を余儀なくされ、不満を抱き、虐待され、忘れられた少数民族、農業従事者、反体制派、そして学生など数百万人も、オリンピックで「世界デビュー」するのは自分たちだと考えている。「これらの集団にとっては自分たちのメッセージを世界に伝えるためのまたとない機会」なのだ。

2008年のオリンピックは、インターネットが主流となって初めて独裁主義国家で開催される大会となる。この「窓」はほんの少しの間開き、また閉じてしまうため、中国国内の人々にはオリンピックの本格的な活用がなおさら急務となっている。

ものすごいことが行く手に待ち受けているのがお分かりになっただろうか。  

中国は、メディアをコントロールし、反体制派を収監/処刑するなどして、その「サイバー万里の長城」を使って情報を抑え込んでいる。しかし、中国が2001年にオリンピックの開催権を獲得してから「市民ジャーナリズム」運動が起こった。このファイアウォールの内側に今夏招待される50万人は、全員がカメラ付き携帯電話、デジタルカメラ、そしてデジタルビデオカメラを持ち込むだろう。

たいていの場合、これらの人々には中国政府の強制力が及ばない。彼らは見たものすべてを記録し、それを全部 YouTube、LifeLeak、そして Flickr にアップロードすることになる。

中国は、平和で友好的な顔を世界に見せたいと考えている。しかし、ボイコット失敗反体制派不当立ち退き忘れられた困窮者層公害被害者チベット人法輪功人権機関など各方面が、その逆のイメージを暴露しようとしている。だれもがオリンピックをぶちこわそうとしているように思える。

これらの集団は、外国メディアの前で不満をぶちまけたり、ずらりとカメラを構えた旅行者の前で抗議行動をとるべく可能な限りの力を尽くすことだろう。

黒幕を気にする必要は一切ない。中国がメディアの目の前で中国の公式見解をちらつかせても、多くのジャーナリストは新しい正真正銘の話を探し出すだろう。彼らは模造家電製品を販売する店舗、 命を脅かす公害、そして未成年労働を映像に収める。また、幼児殺害農民の暴動文盲有毒食品など、認められていない多数の話題を文章にするだろう。

中国は、これらすべての映像へのアクセスを可能にするか、アクセスを遮断して検閲自体をニュースにするかのいずれかを選ぶことができる。あるいは、同政府が両方の措置を執る可能性もある。しかしそれは、中国政府にとって最悪の結果を招くだろう。

ジャーナリストが中国のお披露目会をメチャクチャにすべく準備を進めていることは確実だ。「国境なき記者団」などは、オリンピック開幕に先駆け9つの要求を中国政府に突きつけた。中国がこれらの要求に応えることはなく、同組織はオリンピックが近づくにつれてますます騒がしくなっていくことだろう。

アムネスティ インターナショナルも、オリンピックを報道する数千人のジャーナリスト向けに、中国における多くの人権侵害問題を掲載したメディアキットの配布まで行っている。

オリンピックに向けて中国が400億ドルを投じて実施中の北京再開発の一環として自宅を追い出された数千人の人々は、自分たちの不満を配信し、だれもがそれを見られるようにする。実際、彼らは すでにこれを実行に移している。オリンピックは、これらの記事を新聞の第一面に掲載したり、ゴールデンタイムに世界中に流すだけにすぎないのだ。

いくらブタに化粧をしてごまかしても、世界中の人々がカメラやインターネットを持って豚小屋に招待されれば化けの皮は確実にはがれるだろう。

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