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2008年1月31日 11:50

Red Hat が『Netscape Directory Server』由来の新製品を開発中

『Netscape』の名前はいまや消滅したに等しい。しかし、その思想は後代に受け継がれ、現在も開発が続けられている。ブラウザとしての Netscape は、Mozilla Foundation の『Firefox』にその思想が受け継がれたことを知る人は多い。しかし Netscape にはもう1つ別の事業側面もあった。ディレクトリサーバーとしての側面だ。そのディレクトリサーバー事業は現在、Linux ベンダーの Red Hat によって進められ、拡張されている。

Red Hat は『Netscape Directory Server』の流れを汲む新しいメジャーリリースの開発に熱心に取り組んできた。同メジャーリリースの正式名称は、『Red Hat Enterprise IPA』(IPA は「Identity, Policy and Audit」の略) となる予定だ。

「Netscape Directory Server で障壁となっていたのは、それを取り巻くソリューションが整っていなかったことだ。Netscape Directory Server は非常に強力なテクノロジで、そのソリューションも素晴らしい。しかし、あまりに多様な使い方ができるため、ときとして採用をかえって難しくしてしまう」と、Red Hat のセキュリティ事業担当ディレクタ Karl Wirth 氏は取材に応えて述べた。

「そこが IPA で重点を置いたところだ。核となる特定の使い方を想定し、その用途に沿ってすべての細部を検討し、より包括的なソリューションを提供することに集中した」と同氏は説明している。

Red Hat Enterprise IPA が市場に登場したら、長い変遷の歴史が語られることになるだろう。Red Hat Enterprise IPA は『freeIPA』プロジェクトをベースにしている。freeIPA は、システム管理者が一元的な ID 管理および認証を容易にインストールしてセットアップし、管理できるよう支援することを目的とするプロジェクトだ。

当初 freeIPA は『Fedora 8』に組み込まれる予定だったが、最終ビルドには残らなかった。freeIPA は、かつて Netscape Directory Server と呼ばれていた LDAP サーバーをベースに構築されている。その Netscape Directory Server が『Fedora Directory Server』となり、のちに『Red Hat Directory Server』となった。

Red Hat Enterprise IPA は、Red Hat Directory Server を核として、複数の機能や能力を加えたものだ。

Red Hat は2004年9月、AOL に現金2050万ドルを支払って、Netscape Directory Server をはじめとする Netscape の企業向けソリューションを獲得した。

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