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Webビジネス2008年2月5日 13:30

Mac で仮想化ソフトを利用する15の理由

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対応ソフトウェアがはるかに多いため、Mac を買うより Windows PC を買う方が平均的な人にとっては理にかなう、というのがかつての常識だった。しかし今は、Windows の方がまだ数自体は多いものの(とは言ってもその多くは何とウイルスソフトである)、Mac にも事実上すべてのカテゴリーに優れたソフトウェアがそろっている。

もちろん、有名な高性能アプリ(「Photoshop」や「Microsoft Office」など)は何年も前からクロスプラットフォーム化されていた。しかも、Mac OS X の登場以来、Mac ユーザーは膨大な数の UNIX ソフトウェアも利用できるようになった。そのため、Mac が検討対象にならないということは徐々になくなりつつある。

しかし、それでもまだ Windows でしか対応できない状況もいくつかある。ただ幸運にも、Mac ユーザーにはコンピュータを切り替えずに Windows を動かすための素晴らしい手段が3つある(また、さほどでもない手段もいくつかある)。それが、「Boot Camp」(Mac OS X 10.5 Leopard に搭載)、「Parallels Desktop」、そして「Vmware Fusion」だ。

後者の2製品は、Mac で最も人気の高い仮想化環境で、ほかの OS と Mac OS X を再起動せずに同時に動かすことができ、一瞬どの OS を使っているのか忘れるほど高いレベルの統合を実現している。

仮想化で興味深いのは、均衡状態を一変させてしまう点だ。対応プログラムの最も少なかった Mac が、Intel ベースの Mac ならどれでも Mac 用ソフトウェア、Windows 用ソフトウェア、そして UNIX 用ソフトウェアを実行できるため、最も多くのソフトウェアに対応するようになる。

そこで、これまでは PC が必要だったものの、今では Mac ユーザーもアクセス利用できるようになった上位15製品のリストを(大まかに)アルファベット順に並べた独自に用意してみた(ずうずうしく宣伝させていただくが、このリストは筆者の書いた電子ブック「Take Control of Running Windows on a Mac」に題材を得ている)。

1. カスタムソフトウェア

Windows 専用の社内向け特注アプリケーションを持っている企業は無数にある。これらのほとんどは、Parallels や Fusion でも問題なく動くはずだ。

2. Dragon Naturally Speaking

MacSpeech は先ごろ、「Dragon Naturally Speaking」と同じ技術を採用した「Dictate」と呼ばれる Mac 用の新製品を発表した。これは、同社既存の音声認識製品、「iListen」の後継となる。Dictate には大きく期待しているが、その一方で、聞き取り部分を Dragon Naturally Speaking に依存する場合は、これを Windows で動かす必要が出てくる。

3. DVD

もちろん、映画の DVD も Mac で問題なく再生できる。しかし、一部には Windows 専用ソフトウェアに依存した特別付録も付いている。これらすべての隠し機能を利用するには、PC (あるいはそのたぐい)が必要になる。

4. FrameMaker

そう、FrameMaker である。昔(つまり、筆者がグラフィックデザインで生計を立てていて、「PageMaker」と「QuarkXPress」が二大 DTP プログラムだった時代)は、FrameMaker を使えるプロジェクトはいつも自分が特別待遇をされている気持ちになった。

こちらの方がかなり柔軟で、表作成のサポートも素晴らしく、極めて長く、極めて複雑なドキュメント作成には最高のツールだった(実際に今でもそうだ)。Mac OS 9バージョンは出したものの、Adobe がこれを Mac OS X に移植することはなかったため、今は Windows 版と Solaris 版しかない。

5. ゲーム

告白すると、筆者自身はゲームマニアではない(これから Bejeweled やソリティアはプレーしてみるが、その程度だ)。しかし、世界の PC ユーザーの大部分がゲームに真剣に取り組んでいるとの信頼できる情報は筆者にも入っている。そして、これらのゲームの多くには Mac 版がない。だがついに、「Grand Theft Auto」、「Microsoft Flight Simulator」、「Rail Sim」、そして「Crysis」といった人気の高い Windows 専用ゲームが Mac でも動くようになった。

ただし、いくつか問題点もある。まず、Parallels と Fusion は DirectX を仮にしかサポートしておらず、機能に制限があるため、一部の Windows ゲームは Boot Camp で動かす必要がある。

次に、プレー中のゲーム、手元のマシンのスペック、あるいは使用 OS が XP か Vista かによって、仮想化環境ではゲームのパフォーマンスがやや落ちる。また、本格的なグラフィックス性能を出すためには、本格的な Mac が欲しくなる。32GBの RAM と「NVIDIA Quadro FX 5600」カードを搭載した8コアの「Mac Pro」の方が「Mac mini」より大幅に高いフレームレートをたたき出すことは言うまでもない。

6. 法関連ソフトウェア

自分で手続きをする人のための法関連の書籍や書式で有名な出版社の Nolo は、(特許申請や小規模企業の起業用のものなど)多数のソフトウェアを用意している。だが、それらは Windows にしか対応していない。

7. Linux

Mac の仮想化ソフトウェアは Windows を使うためだけのものではない。「Ubuntu」、「Red Hat」、「SUSE」、そのほか多数ある Linux ディストリビューションもバーチャルマシンで動かしてみたい。実際、複数を同時に動かすことができる。テスト、運用、あるいは単にお気に入りの Linux ソフトウェアを動かすにも、Mac 上での Parallels や Fusion は素晴らしい選択肢となる。

8. Microsoft Access

「MySQL」から「Panorama」や「FileMaker Pro」まで、Mac にも素晴らしい高機能データベースはたくさんある。しかし、Access 自体に Mac 版はなく、どのようなデータベースでも、それを別のシステム用に書き直すのは、ちょっと考えただけでも(当然)ゾッとする。

9. Microsoft Groove

Microsoft の新しい Groove コラボレーションソフトウェアも当然ながら Windows 専用だ。

10. Microsoft Internet Explorer

Safari は申し分ない Web ブラウザであり、もちろん、Mac では Firefox や Opera をはじめとする十数種類のブラウザが動く。だが悲しいことに、一部の Web デザイナーは今も、Windows 版の Internet Explorer でしか正しく動作しないページをデザインしている。

Mac 用ブラウザの大半は、ユーザーエージェントを変更することで別のブラウザになりすませるが、これが常に有効なわけでもない。たとえば、ActiveX に依存するサイトは Mac OS X では全く動かない。

11. Microsoft Outlook

新しい「Entourage 2008」は Exchange サーバーのサポートが「Entourage 2004」よりも向上しているが、いずれも、特にスケジュール関係を中心に Outlook 自体のそれには大幅に劣る。Outlook に大きく依存する社内環境で作業をしている場合は、Outlook をそのまま運用するのがベストだし、今はそれができる。

12. Microsoft Project

データベースソフトウェア同様、Project のファイルを透過的に利用できる Mac OS X 対応の有能なプロジェクト管理ツールは非常に多い。しかし、Project にしかない機能が必要であったり、新しいユーザーインターフェイスの取得に消極的ならば、バーチャルマシンのなかで Project を運用したい。

13. オンラインビデオプロバイダー

Apple の iTunes Store は素晴らしいが、欲しいビデオコンテンツ自体や、欲しいフォーマットがないこともある。Amazon Unbox にはダウンロード可能な映画があり、Netflix Watch Now がビデオコンテンツのストリーミングに対応している。

だが、いずれも現在は Windows にしか対応していない。これらのプロバイダーのいずれか(もしくは別のところ)に見たいビデオがあても、もうそれを見るための PC を探す必要はない。

14. QuickBooks

Mac 版の「QuickBooks」は、特に給与関連で Windows 版より仕様的に遅れている。代わりに Mac OS X ネイティブの「MYOB AccountEdge」を利用することもできるが、QuickBooks の方が好みであれば、Windows 版を使った方がよいだろう。

15. 株価チャート作成ソフト

デートレーダー、投資家、あるいは金融アナリストなら、おそらく Windows 専用の株価チャート作成パッケージを少なくとも1つは使っているだろう。


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