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EMC、個人情報管理の Pi Corporation を買収ストレージ大手の EMC は21日、個人情報管理を専門とする新興企業 Pi Corporation (株式非公開) を買収することで最終合意に達したと発表した。EMC は、消費者およびサービス市場への進出を強化するにあたり、Pi の技術を自社の複数の製品ラインに生かせると見込んでいる。
Pi は、Microsoft に14年在籍した Paul Maritz 氏が投資会社 Warburg Pincus の支援を得て創設した。同社が手がける個人情報管理用のソフトウェアとサービスは、データの整理、共有、保護、利用でユーザーを支援するためのものだ。同社は現在、最初の製品群のベータテストを実施しているところで、米国、カナダ、インドに約100名のエンジニアを抱えている。 Maritz 氏は、新設部門 Cloud Infrastructure and Services Division のプレジデント兼ゼネラルマネージャとして EMC の経営陣に加わり、EMC の CEO (最高経営責任者) Joe Tucci 氏の直属となる予定だ。 Maritz 氏は今後、Pi を含む EMC のクラウド コンピューティング戦略の各要素の策定と実行を監督することになる。この戦略には、サービスとしてのソフトウェア (SaaS) 用インフラ『EMC Fortress』や、同インフラを利用したオンライン バックアップ サービス『MozyEnterprise』のほか、開発中のシステムおよびソフトウェア製品が含まれる。 Pi では管理情報を作成し、その情報を複数のマシンやデバイスにまたがって複製して利用できるようにする。これは、ローカルデバイスおよびネットワーク上でも、Pi のホスティング サービス上でも同様だ。 EMC のこうした戦略に対し、資産管理会社 Robert W. Baird & Co. のアナリスト、Daniel Renouard 氏は調査レポートの中で、個人情報向けの SaaS 市場はたしかに「大きな可能性を秘めている」が、「一般消費者の間でブランド名が認知されておらず、かつ Microsoft、Google、Yahoo! といった企業との激しい競争を考えると、この戦略的方向性は EMC にとって厳しい挑戦になるかもしれない」と語っている。 一方、EMC のグローバル マーケティング担当 CTO (最高技術責任者) Chuck Hollis 氏は、今や新しいデータの7〜8割は個人が作成したものだと述べている。 「この新しい市場で成功するには、これまでと大きく異なる技術基盤、そしてビジネスモデルが必要となる。従来の IT 業界の他の分野とは大きく異なるものだ。この新しい実体を目に見える形にしたものが Pi の資産であり、EMC の MozyEnterprise および EMC Fortress プラットフォームなのだ」と Hollis 氏は自身の Blog で語っている。 関連記事 最新トップニュース
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