![]() ![]() ![]() ![]() 怪しいスパイ用ガジェットの世界この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20080313/6.html
著者:Mike Elgan
海外internet.com発の記事
オンラインカタログには、「Spy World」、「Spy Source」、さらには「Spy Zilla」といった名前まである。素晴らしいが不隠なスパイ用ガジェットの新しい世界には、分かりにくいが高価なデバイスが多く、たいていの場合はクレジットカードさえあればだれでも購入可能だ。
スパイ用ガジェットの大半は、合法的かつ倫理的な利用が目的であり、そうあるべきものだが、そうならないこともお見通しだろう。 隠しカメラ、隠しマイク、GPS トラッキングデバイス、電話ボイスチェンジャー、カメラ・マイク検知器、コンピュータ・携帯電話探知機、携帯電話・ Wi-Fi 「妨害器」など、スパイ用ガジェットは「セキュリティ」もしくは「監視」用製品といった遠回しの表現を使い、あいまいな形で販売されている。しかし、変質者、詮索好きの上司、疑い深い配偶者、詐欺師、恐喝者、犯罪者、そしてテロリストの間で人気が高いのも確かだ。 このようなものの購入者や用途はだれも監視していない。Gartner などの各種調査会社も、ほかの電子機器のような売上やトレンドに関するレポートを公表していない。通常、スパイ用ガジェットは主要技術メディアも Blog も「レビュー」を行わないし、メディアに大規模な売り込み攻勢をかけてくる部隊も一切ない。 スパイ用ガジェットはその正反対で、カタログにはデバイスのメーカーもモデルも記載がなく、機能だけが強調されている。製品名とされるものも純粋に製品の説明である場合が多い。 ほぼすべてのカタログが、どこか不法な部分のあるデバイスを販売しているが、大半が海外への輸出にも積極的に対応し、当該国の法律の順守は購入者任せとなっている。 筆者個人は、スパイ用ガジェットを買ったことは一度もない。何か新しく、格好の良いスパイ関連デバイスを見つけると、ガジェットに対する強い欲望が一瞬わくものの、自分にはそれを使うために必要な「倫理的柔軟性」が欠如していることに気付くのだ。「うぉっ、すごい。ビデオカメラ内蔵サングラスだ!いやっ、ちょっと待てよ…」 それでも、世界中のスパイ用ガジェットの新たな進展を取りつかれたように見守るのは罪深き愉しみである。 スパイ用ガジェットの多くは、映画「007」シリーズに登場する「Q」が考え出すようなものばかりだ。スパイ用ガジェットの世界は奇妙で驚くべきデバイスであふれており、筆者も、本物のスパイはこれらより優れたものを使っているのか、それとも彼らも政府発行のクレジットカードを使ってネットで同じものを購入するのか不思議に思うことがある。 スパイ用ガジェットは過敏なほど魅力的で、電子機器の小型化を巡る世界的革命の暗部を象徴している。そこで、先ごろ発売されたスパイ用ガジェットを見てみよう。いずれも素晴らしいと同時に恐ろしいものばかりだ。 「The Under Door Remote Viewing Kit」(ドア越し遠隔表示キット) このカメラは、ドアの下から滑り込ませて反対側にあるものをビデオでのぞけるようにする装置だ。このデバイスの心臓部は高さ約6ミリのプラスチックの棒に埋め込まれている。カメラを内部に挿入してデバイスを旋回させれば部屋全体を見ることができる。そして、映像はビデオカメラにも同梱のハンドヘルドディスプレイにも流せる。「Night Vision Pocket Scope」(ポケット暗視スコープ)を使えば暗いところでも見ることができる。ただ、価格が掲載されているカタログは見つからなかった(カタログの写真に写っている忍者の衣装は価格に含まれていない)。 Cell Phone Spy Data Extractor (携帯電話データ抽出機) 149ドルのこの USB 接続型 SIM カードリーダをコンピュータに接続し、他人のカードを挿入すれば、電話帳やテキストメッセージ、および発信履歴を含め、その SIM カードの内容を抽出、複製、あるいは編集することが可能になる(この SIM カードを携帯電話に戻しておけば持ち主には分からない)。カタログには「妻や夫、子ども、あるいは雇い主の素行調査が可能」とあるが、必要であれば自分の携帯電話のバックアップや管理にも使える。 GSM Bug Picture Frame (額縁型盗聴器) スパイ、警察、そして私立探偵は、会話を盗聴する目的で隠しマイクを忍び込ませ、常に人々を「盗聴」している。それが、これからはあなたにもできる。この250ドルのデバイスは普通の額縁のように見えるが、その内部には標準的な SIM カード、高品質マイク、そしてスピーカが外れた携帯電話が’組み込まれている。被害者を盗聴するには、どの電話機からもよいのでこの額縁の電話番号に電話をかけるだけだ。2回呼び出し音が鳴ると「接続」され、 電話の向こうで起こっていることすべてが聞こえてくる。 Cap Covert Video Camera (帽子型隠しビデオカメラ) この350ドルの野球帽は、「虫メガネがないと見えない」などとカタログにある小型のカメラレンズを搭載している。別売のデジタルビデオレコーダー(DVR)も購入すれば、歩き回りながら見たものをすべてを録画できる。DVR が帽子内蔵型のため、配線を隠す必要もない。 Cellular Interceptor(携帯電話盗聴器) 少なくともあるカタログによると、この製品は「公用専用」であり、「民間向けには販売されていない」という。実際に購入者を取捨選択できるのかどうか、あるいは単に法的トラブルを回避するための目的でそううたっているのかどうかはだれにも分からない。このデバイスは強力なアンテナとカスタムソフトウェアを搭載した専用のノート PC で、GSM 携帯電話の会話を盗聴することができる。価格はどこにも見あたらない。 怪しいかもしれないが、これらはオンライン購入可能なクールで新しいスパイ用ガジェットのごく一部にすぎない。詳細は以下の主要カタログを参照されたい。
|