両社の提携による SMB 向け製品は、Nortel の IP テレフォニ アプリケーションを IBM の新しい『Power Systems』シリーズのサーバーで運用するもので、従業員数が30人から500人規模の中小企業を顧客に想定している。なお Power Systems は、サーバー製品『System p』および『System i』の後継シリーズだ。
同製品では、IBM の『Lotus Sametime』や『Lotus Notes/Domino』と Nortel の技術を単一の IBM 製プラットフォームに集約する。発表によれば、今月から『Nortel Software Communication System』が System i 上で利用できるようになり、2008年第2四半期中には Power Systems でも利用可能になるという。
IBM は価格について、利用人数に応じて料金が決まるという点以外に詳細を明らかにしていない。
このところ Nortel が Microsoft とも IP テレフォニ技術で関係を深めていたことを考えると、今回の提携拡大はやや皮肉めいたものに思える。Nortel と Microsoft は2006年からコミュニケーション事業で提携しており、2008年3月には新しい UC サービスを開始した。
コンピュータ業界大手と提携することは、Nortel にとってプラスだが、IBM や Microsoft のマーケットシェア拡大に繋がるとは限らない。
Enterprise Management Associates の上級アナリスト Mike Karp 氏は、次のように語った。「ハイテク大手2社が、良さそうと思える新サービスを出すことは、(UC を求めている中小企業にとって) 朗報だ。ただしどちらも、市場のニーズに対応するためには、強力な道具立てが必要だ」