遅れても、やらないよりはましだ。Adobe Systems は9日、独自のメディアプレーヤー『Adobe Media Player 1.0』と無料オンライン動画リソースサイト『Adobe TV』を立ち上げ、ストリーミングメディア市場に正式に参入したことを発表した。
『Adobe Labs』上での数か月におよぶベータテストを経て今回正式版となった Adobe Media Player 1.0 は、クロスプラットフォーム技術『Adobe AIR』に基づくアプリケーションであるため、『Windows』『Linux』『Mac OS X』のいずれでも利用可能だ。
クロスプラットフォーム対応という点では、Windows に限定される Microsoft の『Windows Media Player』や RealNetworks の『RealPlayer』に勝るが、対応フォーマットが『Adobe Flash』のみという弱みもある。ただし同フォーマットは、1080p、720p、480i といった解像度の動画を扱えるという利点を持つ。
Adobe は、よりユーザーフレンドリーなインターフェースを人々に提供できると考えている。なぜなら Adobe Media Player は、Windows Media Player や RealPlayer よりもカスタマイズ性やプログラム制御性が高いうえ、メディア提供者が視聴者を獲得し、自社メディアから収益を得る新しい手段となるからだ。
Adobe の Creative Solutions 担当副社長を務める John Loiacono 氏は、声明の中で次のように述べている。「Adobe Media Player により、当社は、プラットフォームやプロプライエタリなアプリケーションによって拘束しない形で、視聴者とコンテンツオーナーとの間を近づける。インターネット動画コンテンツのための番組ガイドとデジタルビデオレコーダーが融合したようなものだ」