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2008年4月11日 10:00

SEO で最低限守っておきたいコーディングルール

企業担当者にとって、コーディング(HTML 文法等)は必ず理解しなくてはならない知識ではない。しかし、SEO を考える上では最低限注意すべきポイントがある。今回は、SEO/Web/ネットマーケティング担当者が最低限知っておきたい、SEO を考える上でのコーディングについて説明をしていく。

1.検索エンジンに情報を伝えるためのコーディング

もともと Web ページは、人間がブラウザで見るために制作される場合が多い。その場合は、ブラウザでどのように表示されるかを確認していればほぼ問題はないだろう。しかし、SEO を考える上では、人間だけではなく「検索エンジンにも情報を伝えられるか」という視点が必要となる。

検索エンジンに情報が伝わる Web ページを作るために重要なポイントの一つとして、Web ページの論理構造化がある。本連載の第2回で説明した通り、検索エンジンは様々な要素から Web ページを分析している。その際、ページの構造を捉えた上で重要な部分を判別していると考えられる。そのような検索エンジンが最も認識しやすい Web ページは、論理的に構造化されたページである。

「h要素」(見出しタグ)を使用した見出し、<strong>タグを使用した強調、<li>等リストタグを使用した箇条書きなど、論理的な意味を持つタグを使用することで、その意味を検索エンジンにも伝えることができる。その結果 Web ページの内容を検索エンジンに正しく認識され、公開した情報がより検索されやすくなるだろう。

人間だけではなく、検索エンジンにも情報が伝わるようにするためには、基礎的なコーディングの知識を持った上で、ページの情報が論理構造かされているか確認をする必要がある。

2.検索エンジンのガイドラインを遵守したコーディング

もう一点企業担当者が注意すべき重要なポイントがある。検索エンジンを「騙す」行為をしていないかということである。

検索エンジンは独自のガイドラインを持っており、Web サイト上で公開している。

Yahoo!検索 サイト管理者向けヘルプ
Google ウェブマスター向けガイドライン


これらのガイドラインに違反したサイトに対して、検索エンジンは様々なペナルティを課している。ペナルティとして、検索結果に全く表示されなくなる事態にさえなりえるのである。

実際に発生しがちなガイドライン違反の一つに、「ブラウザと検索エンジンに異なる情報を表示する」という行為がある。それには様々な事例があるが、とくに「画像に対する文字情報の過剰な記述」に注意したい。

例として、現在ご覧のページ左上の「japan.internet.com」画像にマウスカーソルをあわせて数秒止めてみて欲しい。多くのブラウザでは、画像と同じ情報が小さなボックスに表示されることだろう。この場合、人間が見る画像と検索エンジンが見る文字情報が同一のものとなり、ガイドラインに違反した行為ではない。もしも画像と異なる文字が入っていたのならば、その程度と意図によっては、ガイドライン違反とみなされる可能性があるだろう。

果たして、貴社のサイトではどのように表示されるのか確認してみて欲しい。画像と全く異なる文字情報が現れたならば、注意すべき状態だと言えるだろう。可能であれば、HTML ソースを確認した上で表示されている内容と食い違いがないか、というように、検索エンジンのガイドラインに違反していないか精査することをお勧めしたい。

3.企業担当者が認識すべきコーディングルール

SEO を行うにあたり、企業担当者が考えなくてはならないコーディングのポイントについて説明をしてきた。

多くの企業担当者は、Web サイトから顧客に正しく情報を伝えられているか、デザインについて基本的な知識を持った上でブラウザから確認している事だろう。SEO を考える上では、それと同じように、検索エンジンに正しく情報を伝えられているか、コーディングについて基本的な知識を持った上で確認する必要があるといえる。

現在、検索エンジンからより多くの集客を行うためには、SEO を専門家に依頼する場合があるだろう。しかし、その場合でも全てを任せるのではなく、行われた事に問題がないか監視することは、企業担当者として怠ってはならないことである。

貴社のサイトは、検索エンジンにもわかりやすく、正しく情報が伝えられているだろうか。リスクのある状態にはなっていないだろうか。一度「検索エンジンに見せる」という観点でコーディングの見直しをお勧めしたい。

執筆:インターネットマーケティング事業部 SEO グループ SEO チーム ディレクター 辻 正浩

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