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携帯電話スパムを嫌うようになる理由携帯電話に広告を大量配信できる見通しとなり、広告主が興奮している。
もしあなたが既に筆者のように携帯電話へのスパム攻撃にイライラしているなら、この驚くべきオーディエンスの宝庫の開拓に業界がまだ着手したばかりであることを知ったら落胆することだろう。 ある予測によると、平均的な消費者は既に1日あたり約3000件の広告を目にしているという(ニューヨーク市在住者の場合は1日あたり約5000件)。広告業界によると、問題なのはこの数字が小さすぎることだという。彼らは携帯電話に大量の広告を流すことでこの問題を是正しようとしている。 この広告の大半の舞台裏はかなり巧妙なものになるだろう。地域別にターゲットを絞り、今いる場所や所有者の人物像を把握して、近所の店舗や飲食店に誘い込もうとする。各種携帯メールや音声メールまでも駆使する。これらの広告はサイトにリンクし、バックエンドサーバが「反応」をトラッキングしてデータを広告主に渡す。 携帯電話スパムは不快な特性を「完ぺきに組み合わせた」ものだ。電話セールスのように耳に直接入り込んで生活の邪魔をする。しかも、電子メールスパムのように低コストで大量に送信できるし、テレビ CM のように所有者が見ざるを得なくしてしまう。 年末までには40億台以上の携帯電話がターゲットにされるようになる。ところが、携帯電話の広告に投入される金額は広告全体の約1%程度でしかない。eMarketer の予測では、米国では2006年に4億2100万ドルが携帯電話の広告に投じられたが、これが2011年までには47億ドル、2012年には65億ドルを超えるという。 広告主らは、不吉な響きのあるモバイル広告の「パラダイムシフト」をうたっており、そうなればマルチメディア化され、ねらい打ちしてトラッキングまで行うスパムが増加していく。 しかし、さまざまな潜在企業が実施した調査結果から、携帯電話ユーザーは広告を、しかも大量に欲しているということで世論は固まりつつある。ところが、これらは「自分が興味を持ち、とても利用したい商品やサービスに関する広告なら受け取りたいと思うか? 」など、条件付きの質問をベースにしたもので、これには50%近くが「はい」と回答する。しかし、受信をいったん許可すれば、スパムが大量に送りつけられ、だれもがモバイル広告を嫌うようになる。 広告で1つ考えられるのが奨励金付きのサービスだ。主要キャリアは、もうすぐ広告付き無償ワイヤレスサービスの提供を開始するかもしれない。これらの広告は YouTube のビデオ再生中に表示されたり、通話を開始する前に再生される。 ほかのタイプの広告と同じように、広告を欲しがる人と広告主が望む消費者との間には常に食い違いが生じる。安価もしくは無償のコネクティビティの代わりに携帯電話の使い勝手をコマーシャルで乱雑にしても構わないという人は、おそらく使えるお金も限られているため広告の対象としては最適ではない。 広告主は、Amazon.com レベルの高い関連性を広告で実現し、喜んでどんどん広告を見てもらえるなどと勝手に思い込んでいる。一部のマーケティング担当者はユーザーのプライバシーを尊重し、いつどのようなものを受け取るのかは消費者がコントロールできるとしている。 それで安心できるだろうか? 筆者にはできない。なかには魅力的で有益な広告もあるが、関係のないジャンクメールも大量に送られてきて、あらゆるスパムにさらされてしまう。また、送り主は一流企業だけでなく、中国、東欧、ロシアなどから、しかも母国語でないものまで送られてくる。 まな板の上のコイ状態となっているのに、携帯電話ユーザーのコミュニティー(ちなみにほぼ全員である)はこの先何が待ち受けているのか何も分かっていない。 マーケティング担当者、広告主、そして携帯電話事業者までもが、今当然のように利用している広告のほとんどない携帯電話天国の破滅を画策しているが、われわれもこれに対抗し、来るべき猛攻に備えて身を守らなければならない。自分の携帯電話番号は決してだれにも教えてはならない。 そして、自分が携帯電話の広告はいかなるものも許さないことを携帯電話事業者に伝えるのだ。さらに、モバイル広告を阻止もしくは刑事罰の対象にする運動や法律を支援しようではないか。 関連記事 最新トップニュース
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