Webビジネス 2008年4月24日 12:40

Apple が半導体メーカーの買収へ

著者: Andy Patrizio  オリジナル版を読む
2008年4月24日 12:40 付の記事
■海外internet.com発の記事

Apple が、同社としてはおよそ前例のない動きに出た。それは高額の企業買収だ。ただし、その背景にある戦略はほとんど見えてこない。

Forbes.com が23日に報じた記事によれば、Apple は IBM の『PowerPC』ベース プロセッサを手がける P.A. Semiconductor を2億7800万ドルで買収するという。

Apple は Forbes に対し、買収の事実と買収金額を認めた。また P.A. Semiconductor に取材したところ、同社広報担当も買収の件を認めている。

Apple による企業買収、特に買収金額が1億ドルを超える大型買収はほとんど前例がなく、また同社は、半導体設計を自社でまかなうビジネスモデルの対極にある。

多くのハードウェア メーカーは、IntelAMD などのプロセッサ メーカーからライセンスを受け、独自の半導体製造から手を引いた。

P.A. Semiconductor は、1990年代に DEC のプロセッサ『Alpha』と『StrongARM』を開発したベテラン技術者、Dan Dobberpuhl 氏が設立した会社だ。これらのプロセッサは、いずれも技術的には高い評価を受けたが、経営難に苦しんだ DEC の救いとはならなかった。

StrongARM は Intel が1997年に買収したが、1998年に DEC 自身が Compaq の傘下に入り、Alpha の系列は途絶えた。

P.A. Semiconductor の「P」は PowerPC の「P」で、同社が Power アーキテクチャに基づくプロセッサの開発ライセンスを持っていることに由来する。IBM はこの買収についてコメントしていない。

とすれば、Apple は P.A. Semiconductor から何を得ようとしているのだろうか。3年ほど前、Apple はパソコンやサーバー製品のプロセッサを、PowerPC から Intel の x86 アーキテクチャ製品に切り換えている。

調査会社 Insight 64 の調査フェロー Nathan Brookwood 氏は、次のように語った。「P.A. Semiconductor は、低コストの PowerPC 設計を持っている。(Apple が) デスクトップとノートパソコンに再び PowerPC を採用するとは思わないが、『iPhone』に ARM ではなく PowerPC を使うのではないかという観測は、以前からあった」


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