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Webビジネス2008年5月13日 09:00

Google Analytics カスタムフィルタを使用した Web 解析のすすめ

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日々高度になる Web 解析ニーズに応えるため、様々な Web 解析ツールで機能の充実が図られている。それらの機能の中には利用方法を工夫することで、さらに深い分析が可能になるものもある。今回は無料で提供されている Google Analytics を例にとって使い方を紹介しよう。

Google Analytics はカスタムフィルタという機能を持っている。カスタムフィルタはデータの抽出条件を設定する部分に難易度が高い印象があるが、利用方法を工夫すると様々なデータの加工ができるようになるので、是非多くの方にご利用いただきたい機能である。

カスタムフィルタ機能は特定のデータを含むセッションだけを抜き出すまたは除外するといったことができる。この機能の一番のメリットは通常表示できない指標でレポート表示が可能となるため、多面的な分析ができるようになることにある。

例えば、特定の検索エンジン経由の自然流入のみを抽出するカスタムフィルタを設定すると、通常のレポートでは表示できない「訪問頻度」「ユニークユーザー数」「新規訪問者とリピーターの比較」といった指標でレポート表示が可能になる。

これにより例えば SEO 施策を実施しているサイトで SEO 施策の費用対効果をみたいといった場合、コンバージョン数だけでなくリピーターの増加割合といった観点からも検証できるようになるので、これまで以上に多面的な効果検証が行なえるようになると考えられる。

あるいは、AdWords などの検索連動型広告を出稿している場合、カスタムフィルタでは出稿キーワード別にデータを抽出することもできる。

Google Analytics では閲覧開始ページを指定するとその次に遷移したページを確認することができるので、例えば同じトップページに流入していても出稿キーワードによって次に遷移するページが異なるといったことが分かれば、より望ましいページに遷移しているキーワードの出稿を強化するといったことも考えられる。

以下、具体的に「Google からの流入で AdWords からの流入を除外したデータ」のみ抽出したい場合の設定例を記載する。

(1)ログイン後、フィルタを適用するプロファイルを作成する

1.「プロファイルを追加」をクリックする
2.「既存のドメインのプロファイルを追加」をクリックする
3.任意のプロファイル名(例えば、“自然流入 google”など)を入力し、完了をクリックする。

(2)上記プロファイル作成後、フィルタマネージャーにアクセスする
(3)フィルタの追加をクリックする
(4)フィルタ名を設定する。フィルタの種類から「カスタムフィルタ」を選択する
(5)「次を含む」を選択し、「フィルタフィールド」で「キャンペーンのソース」を選択、「フィルタパターン」で「google」と入力する
(6)1で作成したプロファイルを追加し、完了をクリックする
(7)再び3・4の操作を行なう
(8)「除外」を選択し、「フィルタフィールド」で「キャンペーンのメディア」を選択、「フィルタパターン」に「cpc」と入力する
(9)1で作成したプロファイルを追加し、完了をクリックする

これで完了となる。なお、フィルタの設定後データが反映されるまでには時間がかかるので、データ確認に関してはフィルタ設定後1日程度時間が経過してからの実施をおすすめする。

またカスタムフィルタには抽出条件として使用できる項目が他にも「訪問ユーザーの種類」「ページタイトル」「ユーザー定義」などがあり、これらを組み合わせて様々なフィルタを作れれば、より多面的な検証が行なえると考えられる。

ただし、フィルタ適用の際は上記手順1の通りフィルタテスト用のプロファイルを作成することを強くおすすめする。理由はフィルタの設定が間違っていた場合、データがとれなくなってしまうからで、フィルタを適用していないプロファイルを常に残しておけば安心である。

日々高度になっていく Web 戦略を支えていくためには、Web 解析ツールの高度な機能に尻ごみすることなく積極的に使用していくことが重要であると考える。カスタムフィルタ機能に関しても是非本稿を参考に積極的に使用していっていただきたい。

(執筆:株式会社アイレップ Web 解析チーム 久光英太)



記事提供:アイレップ

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