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Webビジネス2008年5月14日 10:00

日本と韓国の検索サービス比較1―韓国で SEO が普及しない理由

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日本では検索エンジンの検索結果に対する SEO(検索エンジン最適化)の利用が非常に活発である。一方韓国の場合、SEO 市場の形成が不充分である。このような違いはどこで現われるのだろうか?

これは検索結果に対する順位選定方式の違いのためとみられる。Yahoo! Japan の Top ページで「apple」と言う単語で検索してみれば、Web ページ検索結果が優先して現れる。 もちろん一番上段や右側にはスポンサーサイトの情報が表示されており、Web ページ領域の結果とは区分される方式だ。

商品販売目的ではない通常の Web ページ検索結果が、ページをスクロールしなくてもページの上段に現われるので、SEO を通じた検索結果の順位の引き上げは大きな効果となって現われる。

一方韓国で一番利用者が多い検索サイトである Naver の Top ページで「apple」を検索する場合、「統合検索」という方式で検索結果の最初のページが現われる。統合検索と言うのは Naver で提供する Web 、ディレクトリー、Blog、知識検索、イメージ検索など多様な検索サービスの検索結果を要約して提供するサービスだ。

ここで検索結果が現われる順序は、検索語によりそれぞれ違って現われるが、一般的にはスポンサーサイト的要素のあるサイトが上位を占める。

その次には Naver に登録されたサイト検索結果、さらにその後に知識検索(ユーザー間同士の質問、回答サービスの検索)、Blog 検索、コミュニティ検索、Web ページ検索、イメージ検索など、検索語に連関された重要度によって検索結果が順番に表示される。

ここで重要な点は、Web ページ検索を除き大部分の検索が、Naver サイトに登録されるか、Naver サイト内で運営されているサービスの項目であるという点だ。

知識検索であっても Naver に登録された情報内での検索で、Blog およびコミュニティー検索も Naver 内で運営される Blog とコミュニティーの記述に限定される。

韓国の Web サイト専門分析会社であるランキードットコムの分析結果によれば 2008年4月第4週 Naver 検索の利用者は、インターネット利用者全体の80.0%(以下複数選択)であった。 一方、同じ期間の google.com の到達率(reach)は10%未満であった。

韓国で Naver の次に訪問者数が多いポータルサイトである Daum の検索利用者の比率も38.6%であり、Naver 検索のポジションは、韓国では独占に近いものといえる。

このような状況下、Naver でおこなっている検索パターンは、検索市場全体のパターンとほとんど同じだとみられている。Naver で検索を通じて他のサイトに移動するよりは、むしろ Naver 統合検索を通じて Naver の他のサービスに移動するのが韓国で一般的な検索パターンだ。

Web ページ検索結果では、統合検索画面でスクロールを何回か繰り返してやっと見える位置に表示されるのが普通であり、これでは不便で利用頻度が高くはならない。したがって韓国では、インターネットマーケティングのために Web ページに対する SEO 導入の検討で頭を悩ますよりも、Naver の有料広報に登録する方が一般的だ。

検索を通じて他のサイトを探すためのポータルサイトの機能充実に着目する日本の検索市場と、すべてのコンテンツをひとつのサイトの中に集めてしまい、全てを1か所で解決できるようにする韓国型検索市場の違いが SEO の発展の成否を決めたと見られる。

次回は日本と韓国で多くのユーザーから好まれているポータルサービスの中身の違いを見てみよう。


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