![]() ![]() ![]() ![]() スポンサー企業の考えるウィジェット、ガジェット戦略この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20080602/8.html
著者:株式会社ハナツキ 波多江祐介
国内internet.com発の記事
■マーケティング、販促ツールとしての利用
ウィジェット、ガジェットの開発者は現在個人の方が多いだろうが、企業がマーケティングツールとして開発し、普及させていくシーンが今後拡大していくことは間違いないだろう。 その理由は各プラットフォーム提供会社が運営するギャラリーにアップされているウィジェット、ガジェットは人気のあるもので数十万以上という数のダウンロードがされており、自社のマーケティングツールを数十万という規模でユーザーのデスクトップ、スタートページとしている Web ブラウザで利用してくれるというのは相当な価値であり、魅力的な手法だと考えられるためである。 しかも、制作したウィジェット、ガジェットの告知手段として自社サイトに掲載し、そこからユーザーへ情報発信する手段以外に、各プラットフォーム提供企業が運営するギャラリーに現時点では無償掲載が可能だ。 各ギャラリーは Google や Yahoo!、Microsoft など大手ネットサービス企業が運営していることから多大なトラフィックが見込まれ、そこからユーザーへ認知を広げることができる。これは自社サイトで告知する以外に大きな手助けとなるだろう。 ユーザーからの評価を得ることができれば、口コミ効果(バイラル的な)の広がりも期待できる。これら手法のコストは基本的にウィジェット、ガジェット開発費のみである。 大量の予算組みをし、かつ定期的に費用を負担しなければならない従来のネット広告手法とは異なるため、予算がそれほどない企業でもアイデアさえあればネットプロモーションを低コストで実施することが可能である。 ■従来のネット広告とは異なるコスト構造とアプローチ 「企業がなぜネット広告を実施するのか?」答えの1つは自社サイトへアクセスしてほしいからである。そのためにバナー広告やリスティング広告など効果的・効率的な手法を実践している。アクセスするためのコスト、いわゆる1クリックコスト CPC などいう指標をベースにその広告の費用対効果が高いか安いか判断する。 ウィジェット、ガジェットの場合「自社サイトへアクセスする」というユーザーの行為をいつでも簡単に行える環境を築くことが可能なツールである。 上記でも触れたとおり、魅力的なウィジェット、ガジェットであれば今までにアプローチできていないユーザーにも利用される可能性があり、常時接続の環境なので企業側が情報発信を行うことでユーザーが自社サイトへ訪れるといった関係が構築される。その際のコストはゼロであり CPC という概念が存在しない。 最低限のコストとして、ウィジェット、ガジェットの制作費用だけで自社サイトへの定期的な誘導が可能なツールとなる。 現状のネット広告概念で考えると、テキストやバナー、Flash など掲載するクリエイティブのコストだけが必要で、媒体元へ支払う広告掲載料金がゼロでもプロモーションが可能ということになる。 こういったことから、企業(スポンサー)から媒体を介してユーザーへ情報発信を行う関係から、直接企業とユーザーがコミュニケーションできる環境になってきている。 これは新しい現象ではなく、以前からメルマガなどを通じて行われてきた関係ではある。しかし、数多くのメールが日々やり取りされている現在では、文字や画像だけでは面白みに欠けてしまうし、どうしても企業からのメッセージも他のメールに埋もれてしまう。 そこでウィジェット、ガジェットのようにユーザーに飽きさせない動的なコンテンツ配信や、メールフォルダとは異なる環境で情報を受信するのは、企業とユーザー間でより密度の濃い関係構築へとつながる。CRM 要素として最高のツールとなる可能性を秘めていると考えられる。 ■ネットプロモーション手法の新スタンダード「ダウンロード数」「接触時間」 上記で述べた内容をまとめるとウィジェット、ガジェットを活用したプロモーションとして「ダウンロード数」と「接触時間」が大きなファクターである。 「ダウンロード」はいかにユーザーへ普及させるかの指標で、作成したウィジェット、ガジェットがユーザーの利用へつながらないと意味をなさない。面白そう、分かりやすいもの、カッコいい、かわいいといった要素がポイントである。 「接触時間」も重要な要素である。せっかくダウンロードしてもらっても、つまらないものならすぐに利用を止めてしまうからだ。ポイントとしてはツールとしての必要性、日々コンテンツが変わる変化。お気に入りデザインなどのインテリア性などが重要だと思われる。 人気のあるものは企業が制作したものでも半年以上利用しているユーザーが60%以上という魅力的なデータも出ている。この「接触時間」は今後とても重要な指標になると考えており、Web の世界でも動画や Flash、AJAX などクリックをしなくともコンテンツ視聴が可能な手法が増えているため、従来のネットマーケティングとは異なる手法を見出す必要が出てきている。 ウィジェット、ガジェットを活用したプロモーションが、今後の新しいネットプロモーション手法の1つとなる可能性を大いに秘めているため、情報感度の高い企業はすでに実施しており、今後その数がますます増えていくだろう。 (執筆:株式会社ハナツキ 波多江祐介) 記事提供:HANATSUKI(ハナツキ)
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