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EC の競争政策担当委員、『OOXML』の国際標準化を言外に批判『Office 2007』で既定のファイル フォーマットとなっている『Office Open XML』(OOXML) を国際標準とする取り組みは、異論渦巻く戦いの峠を越えて終了し、なんとか承認を得ることができた― Microsoft 幹部らがそんな風に考えているとしたら、少し楽観的すぎるかもしれない。
欧州委員会 (EC) の競争政策担当委員 Neelie Kroes 氏は10日、欧州のオープンソース団体 OpenForum Europe の朝食会でスピーチを行なったが、同氏の発言からもそのことがはっきりと分かる。Kroes 氏は、標準規格は良いものであり、それが「プロプライエタリでない」オープンな標準規格ならなおさらだと述べた。だが、自社のプロプライエタリな技術を標準規格化しようとしている企業は、安心してはならない。 Kroes 氏は、次のように述べた。「特定のプロプライエタリ技術が事実上の標準規格になるような形で市場が発展すると、その市場では当該技術を所有する企業が顧客を束縛し、競争相手を排除できるような力を持つ可能性がある。そうなると、競争監視当局や規制当局による介入が必要になる場合もありうる」 実のところ Kroes 氏は、ドイツのミュンヘン市、ドイツ外務省、オランダ政府、フランス国家憲兵隊など、プロプライエタリでないオープンな標準規格を採用した欧州の行政組織を誉め称えた。 名指しこそしなかったものの、先ごろ Microsoft が国際標準化機構 (ISO) の投票で勝利を収め、OOXML を国際標準として承認させたことを指しているのは明らかだった。 Kroes 氏のスピーチの筆記録によると、同氏は「1件の競争問題に関して、EC が2度にわたって制裁金の支払いを命じたことはこれまでなかった。(中略) 他にもいくつか不法行為の疑いで係争中の問題がある」と述べている。EC から2度も制裁金を科された企業は Microsoft だけなので、同氏の真意は明らかだ。 Kroes 氏の発言は、Microsoft は OOXML に関して徹底的な調査が入ることを覚悟しておくように、というメッセージを発信したも同然だ。OOXML は4月初め、各国標準化団体の一部から「反則」との苦情が出ていたにもかかわらず、ISO 標準規格として承認された。 関連記事 最新トップニュース
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