企業向けサービスの強化を図る NetSuiteサービスとしてのソフトウェア (SaaS) の形で中小企業に統合業務管理スイートを提供している NetSuite は22日、顧客関係管理 (CRM) アプリケーション『CRM+』と、サービスとしてのプラットフォーム (PaaS)『NetSuite Business Operating System』(NS-BOS) の最新版を発表した。顧客サービスとマーケティングの自動化に関する部分が重点的に改良されている。
Ajax を利用した CRM+ の更新では情報管理、および顧客へのサービスとサポートに関する機能が拡充され、NS-BOS の方は、JavaScript と World Wide Web Consortium (W3C) の『SOAP』プロトコルへの対応が強化された。NetSuite はさらに、Mozilla Foundation の最新版ブラウザ『Firefox 3』への対応も発表した。 NetSuite は手がけている各分野において、大手企業としのぎを削っている。CRM 分野では、salesforce.com、Oracleの『Siebel CRM OnDemand』が主な競合製品だ。 NetSuite は、6月にプロフェッショナル サービス自動化ソフトウェアの OpenAir を2600万ドルで買収したばかりだ。観測筋によると、NetSuite はこうした買収によって、企業向けサービスの拡充を進めているという。 NetSuite の株式の54%は、Oracle の CEO (最高経営責任者) Larry Ellison 氏が保有しており、12月に株式を公開した。投資顧問会社 56 Group のアナリストで、National CRM Association のバイス プレジデントを務める Paul Greenberg 氏によると、NetSuite は人材管理とモバイル分野も手がけているが、そのどちらも得意ではなく、創業時から手がけている財務管理と CRM で強みを発揮しているという。 OpenAir の買収により、支出報告、ワークフロー、リソース管理などのアプリケーションが NetSuite の製品に加わった。調査会社 Beagle Research のアナリスト Denis Pombriant 氏は取材に対し、「NetSuite は、ERP、CRM、Eコマースを完全に統合してオンデマンドで提供する、この分野で唯一のベンダーとして今も信頼を得ている」と語った。 関連記事 最新トップニュース
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