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2008年8月4日 09:00

オープンソースのハードウェア メーカー Opengear の誤算と成算

近年、オープンソースはソフトウェア ベンダーに成功をもたらすメカニズムであることを証明してきた。しかし、ハードウェア ベンダーにとってはどうだろうか? オープンソースのハードウェア メーカー Opengear の場合、オープンソースそのものはうまく機能しているが、当初思い描いたような形ではないようだ。

Opengear は、ハードウェア管理機器の KVM (キーボード/ビデオ画面/マウス) コンソールを製造している会社だ。同社ではこのほど、KVM 製品のさらに上をいく統合管理機能を備えた KCS コンソール サーバー製品を加えて、ハードウェア管理製品のラインナップを拡張することになった。

Opengear は、2005年に初めてのオープンソース KVM 製品『CM4000』シリーズをリリースした。同製品はオープンソース プロジェクトの『okvm』をベースにしており、Opengear は今なお okvm をサポートしている。okvm は、ハードウェア面でもソフトウェア面でも完全なオープンソースの KVM プラットフォームを開発する取り組みだ。

Opengear の CEO 兼会長の Bob Waldie 氏は、Opengear にとって、オープンソースは同氏が思い描いていたようには機能していないという。だが、だからといって、同社のオープンソース KVM プラットフォームが利益を生んでいない、というわけではない。

Waldie 氏は、okvm プロジェクトをベースにした同社の KVM コンソールサーバー CM4000 シリーズについて、Opengear の中核製品であり、主な収入源だと説明した。

しかし、オープンソースの成否を決めるのは金銭だけではない。

Waldie 氏によると、Opengear は今も okvm プロジェクトで活発に開発活動を行なっているが、同プロジェクトには幅広い層の積極的な参加が欠けているという。「現状では、製品の開発/拡張を行なうサードパーティが数多く参加するような、層の厚いコミュニティがわれわれにはない。これがおそらく、オープンソース プロジェクトにとっての厳しい関門というものだろう」とWaldie 氏は述べた。

Opengear では、顧客はソースツリーから必要なものを引き出して独自にカスタマイズできるため、オープンソースの性質がもつ利点を十分に活用できていると Waldie 氏は話す。オープンソースは「まだコミュニティの受容という第2関門を通過できていない」と同氏は述べ、「われわれはまだ、その段階に達していないが、辛抱強く頑張るのみだ」と付け加えた。

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