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ビジネス2008年8月7日 10:00
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企業の不祥事がおきても動じない SEM のコツ

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20080807/8.html
著者:アウンコンサルティング株式会社 執筆: 長島 徹弥/監修:信太明
国内internet.com発の記事
特定の企業名で検索を行った際に、ニュースサイトに掲載された企業の不祥事に関する記事や、一般消費者からの悪評が綴られた Blog などが上位表示されているのを目にしたことはないだろうか?

日本経済新聞でも関連記事が取り上げられるほど、多くの企業がこの問題に頭を悩ませている。また、当然のことながら、当社へもこうした相談が増えている。

今回は、社名で検索した際に、企業にとってネガティブな Web ページが上位に表示されてしまった場合の対応策、および事前予防策について簡単に述べたいと思う。

まずは、対応策について説明しよう。スパム行為を行わないという前提の下では、検索エンジンの仕組上、自社で管理していない Web サイトの順位を意図的に下げることは物理的に不可能である。

そのため、順位を上げることが出来るポテンシャルのある Web サイトを活用して上位表示のための取り組みを行い、ネガティブページを下位に追いやる方法をとるしか術はない。

正しい方法による SEO を実施し、検索エンジンからの評価が反映するのを待つ。また、ネガティブな Web ページを何位へ退けたいかにもよるが、新たなサイトを作成しなければならないケースも出てくる。

また、実際に施策を行った際に、よくぶつかる問題が2点ほどある。

■改善まで非常に時間を要する
施策内容にもよるが、検索エンジンが施策を行った Web サイトを再評価して順位に反映するには、通常だと3か月程度が必要とされる。

そのため、各社ともに社名での検索が伸びる時期である学生の就職活動などのピーク期に対策を行ったところで、上手く結果が出たとしても3か月後になってしまう。

この時期までに解決を望むのであれば、遅くても3か月前には対策を施していないと間に合わない。

■対策を施してきたが、いつまでたってもネガティブな Web ページの順位が下がらない
ネガティブな Web ページは、ニュースサイトの記事、あるいは一般ユーザーが書き込む口コミサイトのものが多い。これらの Web サイトは構造的にページボリュームが非常に多く、SEO 観点で見ても「強い」サイトであることがほとんどだ。

そのため、付け焼刃で作った10ページ程度の Blog サイトでは、これらの「強い」Web サイトを追い出すこと難しい。

上記2つの問題点を踏まえ、実際にネガティブページが上位に表示されてしまった場合は、コンテンツが一定量を満たし、構造としても SEO 上優れた Web サイトを構築しなければならない。また、場合によっては、別ドメインからのリンクを確保することも必要となってくるであろう。

次に、事前予防策であるが予防策はいたってシンプルである。

■自社関連サイトを10ドメイン程度運用する
例えば、コーポレートサイト、商品のブランドサイトといったような形でドメインを切り分けて運用を行うことも可能であろう。

また、それが難しければ、社員 Blog や採用専用サイトを新ドメインで作成するというやり方もある。それぞれの Web サイトが企業名で上位表示できるよう施策を施すのである。

ただし、上記予防策を行っても100パーセント予防可能なわけではない。あくまでもネガティブページが上位に表示されてしまう可能性を少しでも低減させるための対策であることをご認識頂きたい。

以上、検索結果からの企業のリスク管理のための対策について説明させて頂いたが、実際に行うにあたっては、SEO 上でも高度な知識と技術を要する。

日常的に SEO に触れているマーケターや Web マスターの方でも知らないような、サーバーや IP アドレスなどシステム面での技術的盲点が存在する。企業として本気で取組む場合には、専門家を上手に活用することをお勧めする。

(アウンコンサルティング株式会社 SEM グループ 長島 徹弥)
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