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元 Google 社員らが立ち上げた新検索サイト『Cuil』皮肉にも思えるが、話題の Web 新興会社 Cuil の会社の実体を見つけるのは、Web 上で見つけるよりはいささか難しいのは事実だ。シリコンバレー郊外の脇道からも離れたところに本拠を置く Cuil は、Google に挑戦する新たな検索会社だが、現在もまだいかにも立ち上げ直後という状況にあり、本社の外に社名の看板を購入するひまさえないようだ。
偶然だが、社員30人の Cuil (「クール」と発音) が入ったオフィスには、The Institute for Research on Learning という名称が掲げられていた。ここを引き継いだ Cuil は、正面看板の一部を覆い隠すだけでよしとし、現在は The Institute for Search と読める。 Cuil の共同創設者で社長の Anna Patterson 氏の話を聞く限り、7月28日にひっそりと開設するつもりだったこの検索サイトは、広報担当バイスプレジデント Vince Sollitto 氏があまりに辣腕を発揮したため、米国メディアで大きすぎる扱いを受けてしまったようだ。 実際、Cuil の立ち上げは、The New York Times や Reuters などの報道で大きく扱われた。それらの記事は、Cuil の創設者たち (Patterson 氏の夫にして CEO である Tom Costello 氏など) の技術面の信頼性や、かつての雇い主をしのごうと意気込む元 Google 社員たちの熱気を強調していた。だがその後一転して、技術系の報道や Blog 界での評判は悪化した。Cuil の検索サイトは、ダウンしたり、アクセス不能になったりしたうえ、検索結果が Google らの水準に達していなかった。一言で言うと、Cuil の立ち上げは、宣伝による天国からほんの数日で地獄へと転げ落ちた。 サイト上の問題から最初に否定的な評判が広まってしまったが、ユーザーからは多くの好意的な反応をもらっていると、Patterson 氏は主張する。Patterson 氏は、「当社は、フィードバックをもらうためのメーリングリストをもっている。そこは通常、人々が否定的なコメントを送信することの多い場所だが、当社が受け取っているフィードバックは、60%近くが肯定的だ」と述べた。 Patterson 氏によると、Yahoo! や Microsoft のような検索サイトは、Google に対抗することに集中するあまり、Google の検索結果と同じでないなら何かがおかしいと考えるまでになっているという。Patterson 氏は、次のように述べた。「当社がやろうとしているのは、代替となるコンテンツの存在を浮上させ、1つが他のすべてを征服してしまうという状況を出現させないようにすることだ」 関連記事
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