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Amazon.com、新たなクラウド型ストレージサービスを開始Amazon.com は21日付で、新しいクラウド型ストレージ サービス『Amazon Elastic Block Store』(EBS) の提供を正式開始したと発表した。これは『Amazon Elastic Compute Cloud』(EC2) 環境の一部となるサービスで、ユーザーは EBS を使うことで、フォーマットしていない未処理のハードディスクとして機能する大容量のストレージ ボリュームを作成できる。EBS の提供開始により、『Amazon Web Services』プログラムはこれまで以上に「持続的」になったと言える。
EBS の価格は、ストレージ容量1ギガバイトあたり月額10セント、100万回の I/O リクエストあたり10セントとなっている。例えば、1か月間に100ギガバイトのデータベースで、平均で毎秒100回の I/O オペレーションを行なった場合、ストレージ料金は10ドル、I/O リクエスト料金は26ドルとなる。 Amazon Web Services の広報担当によれば、EBS の一般的な利用例としては、データベース実行用のブロック インターフェースの提供、大規模なデータセットの処理、Web サイトのホスティングなどが考えられるという。 EBS は、クラウド型ストレージがその勢いを増している中で投入された。その背景には、コストのかかる従来型のデータセンタとは別の方法でデータを安全に保管することを目指す中小企業にとっては、クラウド型ストレージがコストや運用の観点から特に効率的であることが実証されつつあるという事情がある。 ある専門家が指摘するように、EBS の概念そのものは新しくはないが、その柔軟性は多種多様な組織にとって有用であることが、今後明らかとなるはずだ。 Gartner でストレージ技術および戦略を専門とするアナリスト Dave Russell 氏は取材に対し「新しいものは本当に何もない」と述べている。 しかし、Russell 氏は次のようにも指摘している。「EBS がもたらす真の影響とは、クラウド型ストレージがコスト/可用性/リスクという観点から適切な場合については、あらゆる規模の組織においてワークロード (データまたは事業拠点の一部を指す) の選択が可能となったということだ。選択肢があるということは、業界にとって常に好ましい」 2年前にスタートした EC2 サービスは、障害発生の心配がない場所でアプリケーションを構築する環境をユーザーに提供するものだ。また、Amazon.com は今年に入って EBS システムのベータ版の提供を開始していた。 EBS が提供する機能の1つとしては、「スナップショット」によるバックアップ機能がある。これにより、データロードを『Amazon Simple Storage Service』(S3) 環境に保管することが可能になる。EBS が提供される以前は、データ保存はすべて「その場限り」のものだった。つまり、データがそこにあるのは、データ インスタンスを実行している間だけということだ。Amazon.com によれば、今回の新サービスによりこの問題が解消されたという。 関連記事
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