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2008年9月1日 09:00

クラウド コンピューティング環境整備への取り組みが加速

著者Richard Adhikariオリジナル版を読む海外海外発
Dell のデータセンター ソリューション部門担当バイスプレジデントを務める Forrest Norrod 氏は、8月の最終週に行なわれた記者会見の席上で、社内の IT インフラにクラウド コンピューティングを取り入れる企業が多くなるにつれ、クラウドの数は増加し「世界中に何千というクラウドが配備される」ようになるとの見解を述べた。

Norrod 氏によると、多くは企業が自社の施設内に設置するものだが、そのほかにも小規模なクラウドサービス プロバイダによって提供されるものがあり、「サーバー規模でいうと、100万台とまではいかなくても、数千あるいは数万台規模」に達するだろうという。これらは、特定のサービス専用として提供されるか、法規制やプライバシなどの問題を抱える顧客向けに提供される、と Norrod 氏は付け加えた。

Facebook で技術運営部門を担当するバイスプレジデントの Jonathan Heiliger 氏の意見では、こうしたクラウドの場合、「大規模なインフラで使用されることのない先進のグラフィック、派手な色合いの樹脂部品、多数の PCI スロットなどを取り入れても、電力の浪費にしかならない」ため、機能を最小限にとどめ、余分なものを削ぎ落としてカスタマイズしたサーバーが必要になるという。Facebook は、米国内の数か所に分散した1万台のサーバーからなる自前のクラウドを所有している。

これは、Dell のデータセンター ソリューション部門が専門に扱う類のサーバーだ。Norrod 氏は、「われわれは、顧客が最大規模のクラウドを構築できるよう支援する」として、同氏の担当部門では「カスタマイズされたストレージ、サーバー、およびデータセンターのインフラ ソリューションを、世界の大手企業50社に対して提供している」と付け加えた。

同氏によると、自前のプライベート クラウドを構える Dell の顧客としては、Exxon Mobil、Shell、BP、Goldman Sachs、National Center for Supercomputing Applications (NCSA)、JPMorgan Chase、それにグラフィックス チップメーカーの NVIDIA などがあるという。

クラウド コンピューティングは注目の的であり、今後ますますその人気が高まっていくのも間違いない。Amazon.comGoogleJoyent といったサードパーティのクラウドサービス提供企業に加えて、IBM などの大手コンピュータ メーカーもクラウド普及の輪に加わり始めている。IBM は、顧客が時間や場所を問わずに利用できるクラウド コンピューティング インフラ用のハブを建設中だ。拠点となるデータセンターは、米国のノースカロライナ州と日本の東京の2か所に設置される。

そのほか、IBM は Google との提携により、データ集約型並列プログラミングを利用した学術計算用データセンターを3か所建設する計画にも取り組んでいる。また、7月には Hewlett-Packard (HP)、Yahoo!Intel の3社が提携して、クラウド コンピューティング研究環境の創設を発表したが、こちらの動きからも目が離せない。

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