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2008年9月5日 11:50

Comcast、FCC の決定を不服として訴訟に

著者Kenneth Corbinオリジナル版を読む海外海外発
米連邦通信委員会 (FCC) は2008年8月、米最大手ケーブル会社 Comcast のネットワーク管理手法を「差別的で独断的」と非難し、前例となる命令案を決議した。だが Comcast は、この命令を覆そうと訴訟に踏み切った。

Comcast は4日、FCC の決定を不服として、コロンビア特別区巡回控訴裁判所に控訴した。

Comcast の主張によれば、ネットワーク管理方法の修正や法令順守計画の提出を要求することは、FCC の権限を逸脱しているという。

Comcast のエグゼクティブ バイスプレジデント David Cohen 氏は、声明の中で次のように述べている。「控訴に踏み切ったのは、当社の法的権利を守るためだ。また、法的強制力のある基準や規則が存在しないにもかかわらず、Comcast が連邦政府規定に違反しているとした FCC の根拠に異議を申し立てるためでもある」

すべてのインターネット トラフィックは平等に扱うべきだとするネットワーク中立性を巡る議論において、Comcast に対する FCC の命令は1つの転換点となった。Free Press や Public Knowledge といったメディア改革団体など、ネットワークの中立性を支持する陣営は、ISP の好きなようにさせておくと、特定のオンラインサービスの伝送速度を遅くするなどして、Web の改革と競争を阻害するおそれがあると警告している。

一方、ネットワークの中立性に対して批判的な立場をとる人々は、ピアツーピア ファイル交換などのように大量のデータを扱うアプリケーションを使用する少数のヘビーユーザーが、インターネット トラフィックを過度に消費していると非難している。

Comcast は2008年3月、いわゆる「プロトコルに依存しない」ネットワーク トラフィック管理手法への移行を実施する意向を明らかにしていた。また9月の初めには、利用者が月間のデータ転送量上限を超過した場合にはサービスを打ち切る可能性があるとする新たなポリシーを発表している。

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