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Webビジネス2008年9月12日 18:10

HP 日本研究所が大規模研究に焦点の体制を構築

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日本 HP は2008年9月12日、戦略化した世界に散在する同社の研究組織の日本での活動を明らかにした。グローバルレベルで目指す「ハイインパクトなテーマの研究」「オープンイノベーション」「技術移転の加速」などの目標へ向けて、国内での研究活動も推進する。

HP 研究所は、本社を構える米国ではカリフォルニアに、国内では東京、他にもイギリスのブリストル、イスラエルのハイファ、インドのバンガロール、中国の北京、ロシアのサンクトペテルブルグの世界に7か所の研究拠点を持つ23の組織からなり、研究所長には、HP の上級副社長も勤める Prith Banerjee 氏が就任し、各国に構えた研究施設を統括している。同社の研究所では、約600人の研究者が、日々、研究に励む。

同研究所で推進するのは「情報爆発」、「クラウドサービス」、「持続可能性」、「データと情報の交換」、「高機能なインフラストラクチャー」といった影響の大きいテーマに絞った研究で、各大学やパートナー、ベンチャーキャピタルと協調しての研究も行う。

日本 HP は、HP 研究所の国内的展開についての説明会を実施し、グローバルレベルでの研究体制の変革と国内での研究活動について、HP 日本研究所の新たな取り組みを紹介した。

HP 日本研究所では、小田弘美氏が研究所長に就き、新体制の下、外部との連携などの研究活動を活発化させる。東京に拠点を置く国内では、20人の研究者が3つ程のプロジェクトを推進する。同氏によると、「10人ほどで取り組む大規模なプロジェクトを一つ、5人ほどで取り組む中規模のプロジェクトを二つ」の体制で展開する。

「携帯テレビ・ビデオ機器の使用に関するユーザスタディ」などの興味深い研究成果も生んでおり、説明会ではワンセグなど普及しつつある携帯機器の利用法についての結果を公表した。

HP 日本研究所によると、ワンセグ機能つきの携帯電話の利用は、テレビ、ビデオ両用の機器では、外から見た時は区別が難しいが、携帯テレビとして使う人と、携帯ビデオとして使う人に分かれるそうだ。テレビとしての利用は、夕方の通勤電車やバスでの視聴し、内容はバラエティ番組を見る。そしてビデオファイルの用意を嫌う傾向にあるという。

他方、携帯ビデオとして使う人は、主な利用場面は「夕方の通勤電車、バス」と同じであるものの、英語や販促などの内容の予め録画したものを視聴しているという。

同氏は、「外から見ると携帯機器で小さな画面を見ているだけだが、質的な調査をすると大きく二つに分かれていることがわかった」と成果を明らかにし、研究成果として「テレビユーザーはスイッチを入れるだけの手軽な娯楽を仕事帰りに楽しみ、ビデオユーザーは通勤時間を娯楽だけでなく自己啓発にも有効に使いたいと考えている」としている。

他にも、「ストリーミングビデオ技術のインタラクティブな広告への応用」を紹介。ビデオストリーミングにおいて、画面に自分の写真やキャラクターなどを表示するインタラクティブな領域を設定し、それを通じてフィードバックできるようになる仕組みだ。

同氏は「この技術によりインタラクティブなストリーミングビデオ広告が可能」として、画面の一部に製品イメージを掲載し、ユーザーはイメージを回転させたり拡大したりするといった操作ができると話す。また、同研究の成果に現在、HP の事業部が興味を持っており、デモ版を作り商品化していこうと動いている(同氏)。

また、同研究所では企業同士の共同研究の推進も図り、株式会社ココアとの共同研究である「メターバースユーザコミュニティ支援」の研究事例を紹介した。

同研究では、3D仮想空間である meet-me においてコミュニティー支援について調査。仮設立案から実証実験を繰り返し、コミュニティ形成支援手法と活性化手法をアルゴリズムまで落とし込み、汎用化を目指す。 

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