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IBM、『Lotus Notes Hosted Messaging』の提供を開始IBM は22日、伝統ある『Lotus Notes』のホスティング型企業向けメッセージ・サービス『Lotus Notes Hosted Messaging』の提供を開始した。このサービスは顧客に新たな柔軟性を与えようとするものだが、サービスとしてのソフトウェア (SaaS) の取り組みを強化しつつある IBM はこれによって、既存オンライン グループウェア ベンダーとのさらに激しい競争に突入することになりそうだ。
Lotus Notes Hosted Messaging は、Lotus の中心的なオフィス アプリケーション Lotus Notes をホスティング型にした新版で、「クラウド」内で提供される企業向けアプリケーションの成長が依然として続いていることを示すものだ。クラウドとはホスティング型ソフトウェアの概念で、salesforce.com や、小規模のオンライン統合オフィス アプリケーション『Zoho Office Suite』を提供する AdventNet といったベンダーが普及させてきた。Google も昨年2月に企業向けホスティング型アプリケーション スイート『Google Apps Premier Edition』をリリースし、この激戦区への参入を果たしている。 IBM の Lotus 部門でワールドワイド販売担当バイスプレジデントを務める John Dunderdale 氏は取材に対し、同部門が Lotus Notes をサービスとして提供することについて、次のように答えた。「(これはわれわれの) ポートフォリオにとって自然な拡張だ。われわれは salesforce.com や Google の SaaS やクラウド コンピューティング分野への参入を目にしてきた。これはわれわれのビジネスを拡張する自然な方法だと思う」 また、企業がオンサイト ソフトウェアのインストールや保守にかかる費用の削減に努める中で、SaaS をベースとした製品の人気が高まっていることからも、新しいサービスが IBM にとって有利に働く可能性がある。Lotus Notes Hosted Messaging は、専門サービスチームが管理する IBM データセンターのサーバーに置かれ、「ユーザー当たり月額10ドル未満」という低価格で提供される。また、スパムおよびウイルス フィルタリング サービス、バックアップおよび復元サービスという2つのサービスレベル契約 (SLA) オプションがある。 IBM は、Lotus Notes を前面に押し出したマーケティングで積極的な攻勢をかけている。今回の動きは、同社のこうした戦略がさらにもう一段階進んだことを表すものだ。9月末にも、同社は Web アプリケーション『Lotus iNotes ultralite』をリリースし、Apple の『iPhone』から Lotus Notes へのアクセスを可能にしている。 Lotus Notes Hosted Messaging は、1000人から1万人のユーザーを持つ、グローバルな消費者向け製造業や保険業などの企業を対象としている。しかし IBM によれば、小規模企業やより大規模な企業向けに、ソフトウェアやサービスのプランをカスタマイズすることも計画中だという。
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