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なぜ SEO の世界が、ソーシャルメディアマーケティングに目を向け始めているのか?(1)■世の中の動きが、検索の世界に様々な影響を与えている
人々の興味や関心事、世界で起きる日々の出来事が、私たちの検索行動はもちろん、検索エンジンによる Web の評価に影響を与え続けている。 これは検索エンジンやポータルサイト各社が提供するキーワード急上昇ランキングが示すように、テレビやニュースで報道された話題に人々が関心を抱いた時、それに対する検索回数が急上昇していることからも想像できよう。 また、Blog や SNS、ソーシャルニュースなどの CGM も興味や関心事に関連する多数のコンテンツやリンクを Web 上に生み出す。 先日ソフトバンクから Apple の iPhone 発売の発表が行われたが、これに呼応して多数のメディアや Blog がそれを取り扱い、ソフトバンクのコーポレートサイトや当該リリースページ、あるいは米国 Apple の iPhone のページなどに対する多数のリンクが発生していることをイメージしていただけると、よく理解できるかもしれない。 さて、こうした事象を検索マーケティングのテクニカルな視点で捉えると次のように解釈できる。 「特定キーワードの検索回数が上昇し、関連 Web ページへのトラフィックが増加した」「ソフトバンクにトラフィックだけでなく、大量の自然リンクが張り巡らされたことで、当該サイトへの被リンクが急上昇した。したがって、検索エンジンにおけるソフトバンクのサイト(ページ)の重要度の評価は高まった」ということだ。 ■SEO は目的か?それとも(影響の)結果? ところで、特に後者について「ソフトバンクは、(被リンク増加という意味で)SEO を目的に Apple との提携および iPhone の発表を行ったのか?」といえば当然ながら No だし、そんな風に考える人はいないだろう。 あくまで、ソフトバンクは携帯電話事業の戦略の1つとして iPhone を採用したのであり、検索の世界に影響をおよぼし検索エンジンからの評価が高まったというのは結果に過ぎない。 同様に、大手メディアなどで取り上げられるような企業であれば、何かのサービスや新商品を発表するたびに、それが注目を集めれば必然的に関連するコンテンツやリンクが発生するし、結果として関連キーワードで検索するときっと検索エンジンの上位に表示されてくるだろう。 これらも当然 SEO は念頭にないであろうし、繰り返すがあくまで経済活動の結果が検索システムの世界に影響を与えた結果に過ぎない。 検索エンジンはデジタルの世界に広がった Web を目の前に、そこで通常発生する経済活動と、それが Web に与える影響を理解した上で、ユーザーに対して適切な検索結果を返せる検索アルゴリズムを設計し、開発している。 例えば Googlg がリアルタイムの検索数に応じて、どのページを上位に表示するかを決定する QDF アルゴリズムはそれを示す1つの例といえよう。 オンラインとオフラインが相互にリンクし、影響を与えあっている今、ある経済活動によって人々の関心が呼び起こされ、そしてリンクが生成されたのであれば、それは当然評価して然るべきものだ。 (執筆:株式会社アイレップ 取締役 SEM 総合研究所所長 渡辺隆広) 記事提供:アイレップ
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