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Web 検索を使った病気の自己診断に注意自分がどんな病気を患っているのか、インターネット検索で調べているとしたら、考え直したほうがいいかもしれない。
最新の調査結果によれば、人は健康に関する情報を検索する場合、最悪の結論や仮定に飛びついてしまう傾向があるという。 Microsoft の研究者 Ryen White 氏と Eric Horvitz 氏が実施したオンライン医療検索行動に関する調査では、そうした検索の際に、「サイバーコンドリア (cyberchondria)」と呼ばれる症状に陥りやすいことが明らかになった。サイバーコンドリアとは、「hypochondria (心気症)」のオンライン版を表わす言葉として8年前に生まれた造語だ。そして心気症とは、ちょっとした症状を重病の兆候と思いこんでしまう精神的な病気を指す。 「検索結果を閲覧することで、ごく普通の症状に対する不安が根拠もなく増大する現象を指すものとして、われわれは『サイバーコンドリア』という言葉を使っている。Web は、医療訓練をほとんど受けていないか、まったく受けていない人の不安を高めることがある。特に、病気の判断材料を得る目的で Web 検索を行なう際には、その傾向が強い」と White 氏らは述べている。 White 氏と Horvitz 氏によれば、自覚症状を詳しく調べることができるため、Web は心気症患者を増やす「格好の場所」になっているという。 その結果、心気症の傾向があるユーザーの場合、「頭痛」や「胸やけ」といったごく普通の症状に対する不安が、「脳腫瘍」や「心臓発作」といった深刻な病気に関する Web 検索へと簡単にエスカレートしてしまう。 「こうしたエスカレート現象は、ユーザーの閲覧する医療関連コンテンツの量や分布状況に関連している可能性があることが分かった。そのほか、閲覧するページに不安を増大させる専門用語が存在していることや、病気に関してよりもっともらしい説明を求めたり、検索をエスカレートさせるユーザーの傾向なども関係している」と両氏は語る。 調査報告書によれば、健康に関連する検索で得た情報は、医師に相談すべき時期の判断や、健康維持に対する向き合い方にも影響する場合があるという。 関連記事 関連テーマ
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