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『DNSSEC』の普及促進を目指すコンソーシアムが発足ある程度時間はかかるだろうが、DNS (Domain Name Service) の安全性を『DNSSEC』(DNS Security Extensions) によって確保しようとする取り組みが世界中で進んでいる。DNSSEC の導入を促進するため、DNSSEC Industry Coalition という新しい業界コンソーシアムが設立された。DNSSEC の普及に取り組むことで、10億人を超える人々が利用しているインターネットの安全性強化に寄与しようとしている。
DNS は、IP アドレスをドメイン名に結びつけるサービスで、インターネットが機能するために欠かせないものだ。セキュリティ研究者 Dan Kaminksy 氏のおかげで、DNS およびその脆弱性に対する認識は、2008年後半に入って大いに高まった。DNSSEC は、Kaminksy 氏が最初に警告した DNS キャッシュ ポイズニング攻撃を確実に防ぐための鍵となるソリューションだ。 DNS の第一人者で Internet Systems Consortium (ISC) の創設者 Paul Vixie 氏は、取材に対して次のように語った。「そもそも DNSSEC の開発が始まったのも、『BIND』に DNSSEC 機能を搭載できたのも、このような協力体制のおかげだった。多くの IT 責任者は今、少しは肩の力を抜いて DNSSEC が議論の余地なく投資に値するものであることを見届けるために、同じような協力体制を待ち望んでいるのではないだろうか」 DNSSEC は、DNS の信頼性を確保するため、DNS の情報を署名によって認証する技術だ。Vixie 氏が開発したオープンソースの DNS サーバー ソフトウェア BIND は、2004年の『BIND 9.3』から DNSSEC 技術を採用している。しかし、実装に伴なうさまざまな問題から、DNSSEC の世界的普及率は1桁台にとどまっている。 DNSSEC Industry Coalition は、そういった問題点を見つけ出して克服し、DNSSEC が世界中で配備されるようにすることを目指している。同コンソーシアムで重要な役割を果たすのが、「.com」「.net」のルートサーバーを管理する VeriSign だ。 VeriSign のドメイン名サービス担当バイスプレジデント Pat Kane 氏は、取材に対して、「DNSSEC は絶対に実装しなければならないテクノロジであり、他の手段では解決できない問題を解決してくれるものだと確信している」と語った。 関連記事
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