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ビジネス2009年1月27日 09:00
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急上昇ワードを先取りした SEM キャンペーンを考えよう

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20090127/8.html
著者:株式会社アイレップ
国内internet.com発の記事
検索エンジンマーケティング(SEM)の成否を分ける要の1つは「キーワード」だ。検索エンジン最適化(SEO)と検索連動型広告、いずれもユーザーの興味・関心を反映した言葉である「キーワード」をベースにターゲティングを行う以上、間違ったキーワードを選べば質の高い見込み顧客の誘導が行えない。どれだけ順位が高くても、トラフィックを集めても成果に結びつかなくなってしまうからだ。

そこでユーザーがどんな種類の検索ワードを使用しているのか、どれだけの検索回数が存在するかを、Google などが提供するキーワード分析ツールを利用して調査するわけだが、ここで気をつけたいことは、把握できることは直近の(1か月あたり、あるいは年平均の)検索回数であって、その推移は教えてくれないということだ。

つまり、もうまもなくテレビや雑誌でも取り上げられそうな、ブーム直前の検索ワードや、かつては特定ジャンルでの人気ワードだったが現在は相対的に検索数が落ちており、今後も検索数が下降線を辿るワードを、単純にツールを使用するだけで把握することはできない。

しかし、SEM の運用を最適化し、同じコストでより高いリターンを得るためには、いま対策しているキーワードは現在も効果的なのか、将来はどうなるのか、いまは全く考慮していないが潜在的に需要が伸びているキーワードはないのかを、常に考え検討することは必要なことだ。

たとえば、3か月後に検索回数が現在の10倍以上に増えることをあらかじめ把握できれば、今のうちに検索連動型広告や SEO を組み合わせたキャンペーンを展開しておき、トレンドに火がついた時点で最大のトラフィックを集めるといったことができる。

キーワードの推移・トレンドを把握する方法は2つある。1つは、不定期に更新される各キーワードのデータを保存しておき、時系列で追えるようにしておくこと。自分がターゲットとしているキーワードの中でも、主要なワードであれば毎月記録しておくことは可能だろう。

もう1つは、弊社も運用にかかわっているが「キーワードハンター」というツールを利用する方法だ。

キーワードハンターは、過去12か月間の検索回数の変化を追うことができる。この機能を使って、たとえば「訳あり商品」という検索クエリをみると、次のように2008年12月になって検索回数が急上昇したことがわかる。

【訳あり商品】
2007年11月:4,863
2007年12月:8,750
2008年 3月:1,298
2008年 9月:12,859
2008年12月:202,057


(出典:キーワードハンターにて「訳あり」で調査、一部データを抜粋)

同じように、ここ半年で価格が急落して一般消費者でも手が届く価格帯になった SSD と呼ばれる製品の検索クエリも、次の通り検索数が毎月増加していることがわかる。

【SSD】
2007年11月:10,603
2007年12月:16,123
2008年 3月:21,436
2008年 9月:51,451
2008年12月:105,524


(出典:キーワードハンターにて「SSD」で調査、一部データを抜粋)

実は、将来検索数が急上昇しそうなワードというのは、その直前の検索数の動きによって予測をつけられる。たとえば筆者は、2008年5月時点で SSD の検索数が12月のような数値になることを予測できている。

したがって、先述したとおりユーザーが望むコンテンツで整理したサイトを用意しておくことで、検索数がブレイクした時に多くのトラフィックを集め、同時に自然リンクも多数集められるため、他の企業がそのワードの存在を認知し、対策を始めるであろう2009年以降よりも数か月分のアドバンテージが得られる。

繰り返すが、キーワードデータは SEM において非常に重要な情報であり、上記のように時間軸という視点を加えることでキャンペーンの組み方も変わる。いま、皆さんが対策しているキーワードは本当に今も旬のキーワードなのか、あるいは今後伸びそうなキーワードが隠れていないか、是非一度見直してみたらいかがだろうか。

(執筆:株式会社アイレップ 取締役 CSO SEM 総合研究所所長 渡辺隆広)


記事提供:アイレップ
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