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SAP、SaaS 戦略を視野に新製品『Business Suite 7』を発表時が経てばいつかは今の金融危機も収まり、信用の流れも再び動き出し、世界経済は不況から抜け出すだろう。その時、あなたの会社は勝者と敗者、いずれになるのだろうか?
こんな宣伝文句をひっさげて、企業向けソフトウェア大手の SAP は4日、『SAP Business Suite 7』を発表した。同社の複数の製品群にまたがる大がかりな刷新だ。新製品では機能拡張パッケージ戦略に基づき、アップグレードにおける顧客の負担を軽減するとともに、新たな主要アプリケーション向けのモジュールを「選択して使う」ことが可能になる。 今回のリリースは、より多くの Web サービスを顧客に提供するためサービス指向型アーキテクチャ (SOA) に基づいた製品となっているが、これはサブスクリプション形式によるサービスとしてのソフトウェア (SaaS) 型アプリケーションの提供に向けた1ステップともいえる。SaaS 型アプリケーションの採用は、SAP 自身が不況から勝者として浮上する後押しとなる可能性がある戦略だ。 Business Suite 7 は、基幹業務管理 (ERP)、顧客関係管理 (CRM)、サプライチェーン管理 (SCM)、製品ライフサイクル管理 (PLM) アプリケーションなど150以上の製品群を包括している。 今回のリリース直前に、SAP は比較的堅調な決算を発表しているが、同時に3000人の従業員を削減するとの発表も行なった。これは顧客企業の IT、特にソフトウェアに関する支出の削減に対応するもので、Business Suite 7 の発表もこうした経済状況を背景としている。 SAP の共同 CEO (最高経営責任者) Leo Apotheker 氏によれば、企業は Business Suite 7 によりデータの収集方法を改善し、より迅速に商機を察知することが可能になるという。同製品に実装されたアプリケーションは効率を向上させ、顧客企業のシステムにおける柔軟性を高めるものだが、これは今日の企業が直面している最も重要な問題の1つと言えるだろう。 関連記事
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