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2009年4月20日 09:00

Cisco、産学共同のネットワーク研究で人材確保

景気の落ち込みが続く中、Cisco Systems は、社員数を増やすことなく、どのようにして人的資源を拡大しているのだろうか? その答えは産学共同にある。

Cisco は17日、カリフォルニア大学サンタクルーズ校 (UCSC) に設立された Network Management and Operations Lab (NMO Lab) における研究活動に対して、正式に協力していくことを発表した。Cisco は、世界中で多くの教育機関と提携関係を結んでいるが、今回の UCSC との提携はそれらとは異なる。すなわち、NMO Lab の取り組みは、ネットワーク教育だけではなく、ネットワーク工学技術研究を現在および今後の Cisco の企業顧客のニーズにどのように合致させるかに焦点が置かれている。

今回の提携により、Cisco は、現在行なっている人員再編で生じた人材のすき間を、大学院生を活用して埋めようとしている。

Cisco の技術サービス部門でディレクタを務める Ved Sharma 氏は、取材に対して次のように答えている。「われわれには、顧客から、また当社自身からも、研究を行なう学生を求める真剣な悩みが聞こえてきている」

Sharma 氏は Cisco が協力している他の教育事業について、そのほとんどがネットワーク教育のみを目指すもので、ネットワーク技術の習得を目的としたカリキュラムを組んでいると説明した。同氏が一例として述べたところによると、UCSC は以前、新たなリアルタイム品質のサービス検査ツールの開発において、Cisco を支援した経験があるという。

UCSC からの研究支援により、Cisco は、統計サンプリングだけでなく、ほぼリアルタイムでネットワークのサービス品質試験を行なうことができるツールを実現できた。

UCSC の Patrick Mantey 教授は、今回の提携により、大規模で複雑なネットワークシステムの管理や監視に関する分野において、興味深い修士論文が生まれ、大学院生の研究活動が活発になることを期待していると述べている。

Cisco は、NMO Lab の取り組みに向けて、UCSC にどれだけ投資しているかは明らかにしなかった。しかし、この取り組みは、実践的な体験だけでなく、雇用機会をも提供するものとみられる。

前出の Sharma 氏は次のように述べている。「現在の景気見通しがいかなるものであろうと、われわれは才能に恵まれた学生を求め続けていく」

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