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検索エンジンと「1秒の世界」SEO を実施している Web 担当者にとって、成果を見る上で最も身近な指標は、やはり検索結果順位ではないだろうか。
検索エンジンに対して Web サイトを最適化することで、関連するキーワードの検索結果上で表示順位が上昇し、結果的に検索結果経由によるサイトの流入数が増加する、というのが SEO の基本的な考え方であるため、検索結果において、担当の Web サイトが何位に表示されているか、という点が重要な SEO の指標になることは至極当然の流れと言える。 しかし、2009年6月時点の状況を鑑みた場合、SEO の成果を把握するのに順位だけでは不充分である。なぜなら、検索結果は常に様々な要因に影響され、刻々と変化してしまうからである。それはさながら、検索エンジンにおける「1秒の世界」である。 ■様々な要因に応じて変化する検索結果 例えば、下記のような経験をされた事はないだろうか。 (1)同じ日の午前と午後で、同じキーワードの検索結果が異なっていた。 (2)同じ時間に同じキーワードで検索したAさんとBさんの検索結果が異なっていた。 これは、検索エンジンに異常が発生しているのではなく、検索を行った際の様々な要因が変化していることに起因して発生する現象である。上記の例で言えば、(1)の場合は、2回の検索の間にインデックスの更新が行われた可能性が考えられ、(2)であれば、AさんとBさんでアクセスするデータベースが異なっていた可能性が考えられる。 もちろん、上記に挙げた以外の要因も影響していると考えられるが、重要なのは「検索エンジンの検索結果は常に変化してしまう」という事である。 通常、検索結果の変化に影響を及ぼしていると考えられる要因を下記に挙げてみた。 ・インデックスの更新 ・検索時にアクセスするデータベース ・アクセス元の IP(国、地域) ・表示件数の設定 ・使用言語 ・利用する検索エンジンの対象国 ・検索キーワードの履歴 ・検索結果 URL のパラメータ ・利用する検索ツール(検索サイト、ツールバー、ブラウザ付属の検索窓等) ・検索エンジン側の検索アルゴリズムのテスト 勿論、上記以外にも検索結果の変化に影響をおよぼす要因は存在していると考えられ、今回は個々の要因にまで言及しないが、これらの要因はここ数年、検索エンジンが取り組み続けている「安定した検索結果の提供」や、パーソナライズ・ローカライズ等のキーワードで語られる「検索ユーザーの属性に応じた検索結果の提示」を追求する過程で生じているものである。 これらの変化が生じる可能性は日を追うごとに高まっており、今後も、検索エンジンの進化が続く限り、変化の要因は増加していくものと考えられる。 ■ユニバーサル検索による影響 上記に加え、検索結果から Web サイトへの流入に影響する要素として、ユニバーサル検索の存在が挙げられる。 ここ数年、Google・Yahoo! ともに、通常の Web 検索結果画面に地図・画像・動画・ニュース等の複数の検索サービス結果を横断的に表示させる「ユニバーサル検索」機能を強化する傾向が高まりつつあるが、これらの検索結果は、検索結果画面の上部・中部・下部等、いくつかの決まった位置に表示されるようになっている。 そのため、例えば Web 検索だけで見た場合に4位に表示されていても、ニュース検索結果が表示される場合、ニュース検索の分だけ表示される場所が下方になってしまうため、検索ユーザーがサイトをクリックする確率も低下する。 最近では、ニュース検索だけでなく、画像検索や動画検索の結果等が複数表示される場合が増えてきているため、実際のクリック率はより複雑に変化していると考えられる。 上記のように、検索結果からのユーザーの流入は、様々な要因によって刻々と変化してしまう。そのため、SEO の成果を測る際には、順位だけでなく、トラフィックへの影響等、ランキング以外の指標を総合的に見ていく事が重要と考えられるだろう。 (執筆:アウンコンサルティング株式会社)
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