![]() ![]() ![]() ![]() Flash の SEO のベストプラクティスとはこの記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20090825/8.html
著者:株式会社アイレップ
国内internet.com発の記事
Flash コンテンツと検索エンジンの相性が悪い、という悩みの声が多く聞かれる。確かに、テキスト優位のコンテンツと比較して Flash コンテンツは検索エンジンとの相性が悪いことは確かである。
しかし、Flash コンテンツの SEO が不可能というわけではない。充分に SEO を検討した Flash コンテンツは、通常のテキスト優位のコンテンツと同様の、検索エンジンとの相性を獲得することも可能である。そのためには、様々な Flash の SEO の問題点を解決していくことが必要である。 ●Flash コンテンツの SEO の問題点 そもそも、Flash コンテンツの SEO 上の問題点はどのようなものだろうか。ここで、Flash コンテンツの SEO 上の問題点を挙げていこう。 (1)検索エンジンが Flash コンテンツのテキスト情報を認識しづらい点 Flash コンテンツに含まれたテキスト情報を検索エンジンは認識しづらい。 2008年7月に Adobe が発表したように、Adobe と Google・Yahoo! が協力して Flash コンテンツを検索エンジンが認識できるようにするための改善が行われ続けている。しかし現状では、Flash コンテンツ内に記述された情報は、検索エンジンが「認識することもしないこともある」というレベルでしか期待できないと言える。 (2)Flash コンテンツにリンクを張ることが難しい点 フル Flash などの複雑な Flash コンテンツでは、1つの Flash ファイルの中で複数の情報が切り替わることになる。その中の情報にリンクを張ろうとしても、Flash コンテンツのトップにしかリンクを張ることができない。特定の情報にリンクを張れないため、Blog などで紹介されづらくなることが想定される。 このことは、外部リンクを評価する検索エンジンからの評価が上がりづらいほか、Flash で作成した魅力的なコンテンツが多くのユーザーに紹介され、情報が伝播する機会を失ってしまうことになるだろう。 (3)Flash で展開する情報を最適化しづらい点 SEO の観点では、1ページで紹介する内容は1つのテーマに絞ることが推奨される。しかし、特にフル Flash コンテンツにおいては、1つのページに複数のテーマの情報が含まれることが多い。 現段階でも、注意して Flash コンテンツを作成することで、検索エンジンに Flash ファイル内の情報を認識させることは可能だろう。しかし、たとえすべての内容を認識するように作成したとしても、多くのテーマが含まれたコンテンツの場合には検索エンジンが高く評価することは少ないと考えられる。 ●Flash コンテンツの SEO 観点での問題の解決策 前項で述べたとおり、Flash コンテンツには SEO 観点で3つの問題点がある。この問題点は SEO の手法によって解決する方法がある。 (a)検索エンジンが Flash のテキスト情報を認識しづらい問題の解決 検索エンジンが Flash コンテンツを読み取りづらい問題は、代替要素としてテキストを設置することで解決可能である。 noscript 要素の使用や、オープンソースの JavaScript ライブラリである SWFObject を適切に使い代替要素を設置することで、検索エンジンに認識させることが可能となる。 (b)Flash にリンクを張ることが難しい問題の解決策 この問題は、Flash ファイルの作成方法を見直すことで解決可能である。 Flash コンテンツの情報が展開すると同時に、ブラウザ上のアドレスバーの URL を書き換えていく仕組みが存在する。たとえば SWFAdress などのライブラリを使うことで解決可能だろう。また、この方法をとることで、ブラウザの「戻る」ボタンを使えるようになることも利点の1つになる。 (c)Flash で展開する情報を、最適化しづらい問題の解決策 この問題の解決のためには、Flash コンテンツ、および代替要素を分割していくことが求められる。Flash ファイル自体を分割すると、Flash コンテンツの魅力の1つであるシームレスな情報の転換が失われてしまうため、擬似的な分割を行うことになる。 例として、1つの Flash ムービーで、Flash のトップでは「果物」について説明し、ボタンを押すことで「りんご」を紹介する情報が表示されるページがあったとしよう。 この場合、Web ページを2つ用意する必要がある。1つ目の Web ページには、通常の Flash ファイルを用意する。2つ目の Web ページは、1つ目とほぼ同じ内容のページ内容とするが、その Web ページに掲載される Flash ファイルは、「りんご」のボタンを押した先から Flash が開始するように設定を行っておく。 そして、代替要素としては、1つ目の HTML には「果物」の情報と「りんご」のページへのリンクを設置し、2つ目の HTML には「りんご」の情報だけを記載する形となる。 このように、Flash コンテンツをそれぞれのコンテンツごとに別の HTML としておくことで、検索エンジンが認識するのは1ページ1テーマとなるため、検索エンジンに評価されやすくなるだろう。 なお、この場合には(b)の施策と同時に行い、生成される URL を対応させることで、さらに SEO の効果は増すことになるだろう。 ●Flash の SEO ベストプラクティスとは これまで、Flash コンテンツに対する SEO の問題点と解決策を述べてきた。しかし、Flash の SEO ベストプラクティスは、解決策すべてを行うことでは無いことに注意したい。 例えば Flash で作成される短期間のみ公開されるキャンペーンサイトでは、解決策3つを行うのは費用対効果が取れないだろう。その場合、aの解決策、簡単な代替要素の記述だけを行うのがベストプラクティスと言える。 また、そもそも Flash を使うべきかも考えるべきだろう。多くの情報を掲載する企業のコーポレートサイトで、そのすべてを Flash コンテンツだけで作るというのは最適ではないだろう。Flash で作成をするのであれば、別に SEO を考慮したテキスト優位のサイトを構築することがこの場合のベストプラクティスかもしれない。 もちろん、同じように本来は Flash で表現した方が効果的な情報に対して、SEO のために静的なサイトとするのも誤りである。 Flash の SEO のベストプラクティスは、そのコンテンツの Web サイト上での役割、目的によって大きく異なる。それぞれの情報を伝える上で最適な SEO の方法を検討してほしい。 ●Flash と SEO Flash と SEO の相性の悪さが多く語られるが、その2つは必ずしも敵対するものではない。魅力的な Flash コンテンツは、単純なテキストコンテンツよりも多くの人を惹きつける場合が多い。そのことは、幅広い情報の伝播とそれに伴う自然発生リンクという形で SEO にも大きな利益を生み出すことになる。 Flash コンテンツは、Web での表現の可能性を広げる有益な手法の1つである。そして、SEO を行うことで、その魅力をさらに多く伝えることも可能なのである。Flash の魅力をさらに引きだすための SEO をご検討してはいかがだろうか。 (執筆:株式会社アイレップ SEM 総合研究所 辻 正浩) 記事提供:アイレップ
japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。 ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。 |