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企業が社内のシステムを活用できる Amazon の新クラウドサービスAmazon.com は、同社が既に提供しているクラウド コンピューティング サービスを発展させたサービスで、自前のクラウド コンピューティングに関心がある企業に攻勢をかけようとしている。
新しいサービス『Virtual Private Cloud』(VPC) の基本的な考え方は、顧客企業が仮想専用線 (VPN) で Amazon 内のクラウドに接続するというものだ。これらのリソースは Amazon が既に提供しているクラウドサービス『Elastic Compute Cloud』(EC2) とは別で、企業は VPC にも自社の管理およびセキュリティのインフラを適用できる。 Amazon Web Services (AWS) の上級バイスプレジデント Andy Jassy 氏は声明で、「われわれが Amazon VPC を構築した目的は、どんな企業でも、自社が保有する既存情報システムのデータセンターの一部であるかのように、AWS のクラウドにシームレスに接続できるようにすることだ」と述べた。 料金体系はシンプルだ。接続1時間につき5セントで、さらに転送データ量に応じた料金がかかる。転送データ1ギガバイトあたりの料金は17セントからだが、データ量が非常に大きい場合は1ギガバイトあたり10セントになる。このサービスは現在、米国東部で利用できる。 このところ、クラウド コンピューティング活用に対する企業の関心が高まっている。しかし大企業の間では、EC2 のようなパブリックな Web サービスよりも、自社の情報システムの一部として自ら管理できるクラウド技術を活用したいという意向が強い。 しかし、Amazon の Werner Vogels 最高技術責任者 (CTO) は、クラウド コンピューティングのホスティングサービスのスケーラビリティと使いやすさは企業にとって魅力的なはずだと指摘する。これこそ VPC が登場した理由だ。 Vogels 氏はブログに、世界各地の企業の最高情報責任者 (CIO) から聞かされてきたことを紹介している。彼らの意向は、「自社で設備を所有せずに事実上無限のリソースにアクセスできる柔軟性と高いコスト効率というクラウドの良さを生かしつつ、クラウドのリソースを既存のデータセンターと統合できるようなサービスがあって、自社で管理するインフラに投じてきた過去の投資を無駄にしないで済むなら」クラウド コンピューティングの導入を加速したい、ということだ。
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